Javascriptベンチを取ってみた(Sep 6,2010)～Chrome 6 stable登場～
Chrome 6の安定版が出ました。そこで、Javascriptベンチを取ってみます。
Javascriptベンチは、SunSpider、V8 Benchmark Suite、Dromaeo(Dromaeo Javascript Testsのみ実施)、PeaceKeeper、TASKSPEEDで測定しました。
測定したPCは、Phenom II X6 1090T BE(3.2GHz)、Windows 7 64bitです。以下がその結果です。SunSpiderとTASKSPEEDは値が小さいほど優秀で、V8 Benchmark SuiteとDromaeoとPeaceKeeperは値が大きいほど優秀です。
CPUを換装させたため、過去のデータよりも10%前後良くなっています。このため、過去のデータと比較できなくなりました。ブラウザのバージョンアップよりもハードをチェンジしたほうがスピードアップしますね(当然と言えば当然ですが)。
久々にSunSpiderの最速はChromeになりました。両者の差は僅かなため、速いCPUを使用されている方はもっと差が小さいのではないかと思います。
Firefox 4は上位陣に対してなかなか詰められません。しばらくかかりそうです。
競争が激しいブラウザですが、NetApplicationのブラウザシェアは以下の様になっています。OperaにはOpera miniを加算しています(Safari系がmobile Safariも加算されていると思われるため)。
IEがまた減り始めましたが、以前ほどのペースではありません。Firefox、Chromeは先月よりも増加していますが、以前ほどの勢いがありません。Safariは例年より少しだけペースで増えているように見えます(Safariは毎年1%増加させている)。
このような状況で、最小二乗法で2010/12のブラウザシェア予測は以下の様になります(数字は%)。
Chromeは2010年中に10%の大台に到達できると予想していたのですが、少し難しくなってきたように見えます。IEは60%を切ったところで止まるかも知れません。
IE 9 betaが2010/9/15に出てきます。Microsoftのことですから、beta版を何度も出さないでしょうから、今年中には正式版が出てきそうです。そうなってくるとブラウザ競争もさらに加速されそうな予感がします。
【Javascriptベンチ】
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