ThinkStation S20がやってきた(ベンチ編)
ThinkStation S20を2週間ばかりお借りすることができたのでレビューしてみます。
まずは、お借りしたThinkStation S20のスペックは以下になります。
CPU | Xeon E5530 (2.4GHz) |
ビデオカード | NVIDIA Quadro FX1800 768MB |
メモリ | 2GB |
OS | Windows Vista 64bit |
起動させて一番驚いたのはOSがVistaだったことです。
CPUのXeon E5530は、4コアx2スレッド=8スレッドです。私はまだ8スレッドCPUを個人的に使用したことがなかったため、タスクマネージャーを見てにやにやしてしまいました。
ビデオカードに関してAMD(ATI)派の私はなんのGPUコアなのわからなかったため、GPU-Zでみてみました。
GeForce 9600 GTのG94コアです。
それでは最初に手に入れたPCはベンチをとることにしていますので、いつものを取ってみました。比較対象は私のメインPCであるPhenom II X4 940BEです。
■PCMarkVantage
■3DMarkVantage
■CINEBENCH R11.5
■比較
Xeon E5530 (2.4GHz) |
Phenom II X4 940BE (3.0GHz) |
|
PCMark Vantage | 5,263 | 6,059 |
3DMark Vantage total | P3840 | P7762 |
3DMark Vantage CPU | 15,666 | 10,168 |
3DMark Vantage GPU | 3,068 | 7,195 |
CINEBENCH R11.5 | 3.99 | 3.17 |
Dhrystone ALU(GIPS) | 72.60 | 41.73 |
Whestone FPU(GFLOPS) | 52.80 | 34.69 |
また、モンテカルロシミュレーションを使った円周率計算スクリプト(Web Workers)を測定してグラフ化してみました。
ビデオカードが、メモリこそ大量に搭載していますが、少し前のミドルレンジです。このため、3DMarkVantageこそ差がついていますが、それ以外のマルチスレッドソフトは概ね8スレッドのXeon E5530が優勢です。価格が違うので比較するのは少し酷なのですが、手元にそれ以外に比較対象できるPCがありませんから。
ただし、Web Workersの結果はHyper-Threadingがあまり効かないのか、それともベンチ側(私が作ったもの)があまりよくないのかはわかりませんが、8スレッドのXeon 5530があまり良い数字を出していません。このあたりはまだ良くわかりません。
ワークステーション系は、主要なPCメーカは出しています。私の主観ですが、Appleを除けばThinkStationhはその中では一番かっこいい筐体だと思います。
残念ながらお借りした製品は筐体をあけない約束になっているため、HDDの取り付けやビデオカードの変更などを試すことはできないため、筐体の使い勝手に関してわかりません。ワークステーションだけにちょっといろいろと試しかたかったのですが...
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