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凄腕の投資家にしてライフネット生命の仕掛け人が手がける資産運用会社「お金のデザイン」の決算まとめ:1分から読める注目の非上場企業の決算情報

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お金のデザイン.png凄腕の投資家にしてライフネット生命の仕掛け人が手がける資産運用会社「お金のデザイン」の株式会社お金のデザインの第2期は1億円の赤字など、2015年11月5日の1分から読める注目の非上場企業の決算情報です。

第2期決算公告 10月30日官報125頁より

 当期純損失

△126,917千円(2015年7月31日現在)

 利益剰余金

△148,169千円2015年7月31日現在

企業情報

 企業概要

お金のデザインは、ライフネット生命の仕掛け人でもある有名投資家の谷家衛氏が、iSharesのETFブランドで有名なブラックロックの日本法人で営業部門の責任者だった廣瀬社長らと組んで設立した資産運用会社です。「ETFラップ」という、海外のETF(上場投資信託)に分散投資できる、新しいタイプの金融サービスを取り扱っており、加えて、資産運用研究第一人者の加藤康之京大教授が監修した運用ロジックと独立系投資一任運用による低コスト、というのがセールスポイントになっているようです。東大系、京大系のVCに加えて、East Venturesも出資していますね。

 最近の動向

1億円超の赤字ではあるものの、一般的な事業会社と違い、資産運用会社で2期目の決算ということころを考えると、まだこの数字の持つ意味は判断出来かねるところです。ただ、過去に谷家氏が事業会社として設立に関わってきた、マネックス証券やライフネット生命を見ていると、既存証券会社中心の固定相場の手数料を10分の1にまで下げたり、対面販売が中心の生命保険にネットを持ち込んだりと、ビジョンの元に、ネットやテクノロジーをテコにして既存ビジネスに風穴を空ける、といった一定の狙いは感じられ、お金のデザインのUIとかを見ていてもライフネットぽいですね。

一方で、多くの新規の個人投資家を開拓し、見事にそれを実現したマネックスに比べると、ライフネットは大きく期待され、上場したものの未だ実現したとはいえず、それがどこまでビジネス的に再現性を持つものなのかは、お金のデザインも含め今後の結果次第といったところなので、そういう意味でも今後に興味の持てる会社ですね。

 その他企業情報

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決算数字の留意事項

基本的に、当期純利益はその期の最終的な損益を、利益剰余金はその期までの累積黒字額or赤字額を示しています。ただし、当期純利益だけでは広告や設備等への投資状況や突発的な損益発生等の個別状況までは把握できないことがあります。また、利益剰余金に関しても、資本金に組み入れることも可能なので、それが少ないorマイナス=良くない状況、とはならないケースもありますので、企業の経営状況の判断基準の一つとしてご利用下さい。

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