1000円カットの「QBハウス」売上11億円&経常損失2億円:1分で読める注目の非上場企業の決算まとめ
昨年末にファンドに買収された、1000円カットでおなじみの「QBハウス」を運営する、キュービーネット株式会社が売上11億円&経常損失2億円など、2015年10月14日の決算速報です。
第1期決算公告 10月5日官報より
売上高(2015年6月30日現在)
1,153百万円
経常損失(2015年6月30日現在)
△228百万円(前年の純利益は292百万円)
利益剰余金(2015年6月30日現在)
△688百万円(前年の利益剰余金は673百万円)
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企業情報
企業概要
主要事業の1000円カットでおなじみ「QBハウス」は、1996年11月に千代田区神田美土代町に1号店をオープンし、以後全国各地に店舗を展開しています。 社名・店名の「QB」は、アメリカンフットボールのポジションの一つであるクォーターバックに由来するそうですが、QUICK BARBER(早い理容室)&QUICK BEAUTY(早い美容室)の頭文字でもあるようです。 社名にネットがついているのは、創業者が「いつかインターネットの時代が来る」と言っていたためとか。
なお、面白いエピソードとして、QBが今ほど有名でない頃、テナント申請をしても商業施設側が他の小売店舗が敬遠する場所(トイレ近く)しか空けてくれなかったらしいんですが、集客力に目をつぶって入居したところ、ターゲット顧客の行動とうまくマッチしたのか当初の想定以上の集客が実現できて、これ以降、QBと商業施設側の利害が一致して出店が加速していったということです。確かに言われてみれば、結構施設の端っこの方にあるイメージですよね。
最近の動向
2014年末に、アママンショップ等の投資で知られるインテグラルファンドがジャフコから100億円で買収しています。収益力が課題で上場できていないとも言われていますが、過去の官報での純利益を見る限り、そこまで悪い感じはしないですし、利益剰余金も順調に順調に回復しているようでした。客足自体は海外含め伸びています。
ただ、固定資産と固定負債が100億円を大きく超えており、投資対効果でいうと、効率が悪いというのはあるかもしれません。また、買収後の1期目として、突然大幅赤字になっているので、業績自体が悪いというより、収益率が伸び悩んでいるのをファンド主導の店舗リストラ等で改善して、BSも軽くして上場、というようなストーリーなのかもしれませんね。
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決算数字の留意事項
基本的に、当期純利益はその期の最終的な損益を、利益剰余金はその期までの累積黒字額or赤字額を示しています。ただし、当期純利益だけでは広告や設備等への投資状況や突発的な損益発生等の個別状況までは把握できないことがあります。また、利益剰余金に関しても、資本金に組み入れることも可能なので、それが少ないorマイナス=良くない状況、とはならないケースもありますので、企業の経営状況の判断基準の一つとしてご利用下さい。
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