どのITツールが働き方改革に必要か~働き方改革に関する実態調査(3)~
こんにちは。前回(働き方改革の具体的な施策)に引き続き、弊社で実施した「働き方改革に関する実態調査」の結果についてご紹介していきたいと思います。「働き方改革に関する実態調査(3)」是非ご覧いただければと思います。
それでは、まずは働き方改革とITツールの活用についてご紹介していきたいと思います。
■働き方改革におけるITツールの活用
Q.働き方改革の取り組みの一環として、システム(ITツール)の導入は必要だと思いますか。
今回の調査によると、以下の結果になりました。
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- 第一位「少し必要だと思う」(35.8%)
- 第二位「とても必要だと思う」(31.1%)
- 第三位「あまり必要だと思わない」(15.0%)
- 第四位「分からない・答えられない」(14.7%)
- 第五位「まったく必要だと思わない」(3.5%)
(n=1,085)
第一位、第二位の共通点は、程度の差はあっても「システム(ITツール)の導入が必要」と感じていることです。両者の回答数を合計すると全体の66.9%にものぼりました。このことから約7割の企業は働き方改革の実現に向けて「ITの活用を視野に入れている」ことが判明しました。
Q.導入する必要があると思うシステムを選択してください。 (複数回答)
今回の調査によると、以下の結果になりました。
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- 第一位「コミュニケーションツール」(43.3%)
- 第二位「人事・総務系システム」(42.8%)
- 第三位「ワークフローシステム」(42.1%)
第一位の「コミュニケーションツール」は、働き方改革において、多様な働き方の実現や業務効率化に伴う生産性向上を支援するツールとして、注目されています。総務省はHPにて、チャットツールのビジネス活用について企業の事例などを公開し推奨していますが、そもそもの根底には、近年のスマートフォン普及によりコミュニケーションツールがビジネスシーンにて利活用されるようになったことがあるのでないかと思います。
また、導入する必要があると思うシステムについて従業員数で分析したところ、従業員数が多い企業の方が少ない企業比べ「情報解析ツール(AIやBI)」や「業務自動化ツール(RPA)」についての関心が高いことが分かりました。
さて、今回は働き方改革におけるITツールの活用についてご紹介いたしました。
次回も引き続き調査結果についてご紹介していきます。
出典:総務省「働き方改革×チャットツールのビジネス活用」
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000041.html