働き方改革って何?~日本の働き方の課題~
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こんにちは。前回の「働き方改革の概要と目的」に引き続き、今回は、日本の働き方に関する課題についてお話をしていきたいと思います。
さて、働き方改革の真の目的は、「労働生産性向上」と「労働参加率向上」にあるとお話しましたが、働き方改革の実現を阻害する日本の働き方の課題について考えていきたいと思います。
■日本の働き方の課題とは?
働き方改革では、継続的な経済成長のためにも、より多くの人に労働に参加してもらうことと、人手不足に直面する限られた労働力において労働生産性を高めていくことが求められています。
しかし、現在の日本の労働制度や商慣習自体に、働き方改革の実現を阻む壁となっている要因が含まれています。
出典:「働き方改革実行計画概要」(首相官邸) (https://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/20170328/05.pdf)を加工して作成
抜本的な改革なしには労働参加率の向上や生産性向上は困難だといえます。
政府は働き方改革の実現のために働き方改革実行会議を開きました。この会議は、政府関係者だけでなく働く人の実態を最もよく知っている労働側と使用者側、さらには他の有識者も含めた多種多様なメンバーで構成され、全10回に及ぶ会議で議論を重ね、2017年3月28日に働き方改革実行計画を決定しました。
次回は、いよいよ働き方改革実行計画についてご紹介していきたいと思います。
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