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社員の時に見ていた店の状況、オーナーになってから見ている店。見ている方角が違うとこんなにも違うコンビニの光と影。お客様とは何にも関係無いところで巻き起こるあれやこれ。(笑

Rock 'n' Rollヘルパー

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 ウチにはビジュアル系バンドをやっているバイトがいる。ビジュアル系と言っても、普段はごく普通の風貌だ。
 先日、雑談をしていたらバンド友達のバイトについて話が及んだ。
 まぁ、音楽関係のバイトをしている人が多いのだろうと思って聞いていたのだが...

◯CD屋の店長
◯バーテンダー
 店長にまで上り詰めちゃうのには驚いたが、想像の範囲内である。

◯さくら
 出会い系サイトでメールのやりとりをしているらしい。初めは、「相手を騙すのなんて平気さ」なんてアウトローらしさを口にしていたらしいが、日に日に心が病んでくるらしい。
 彼らは、大勢から見れば特殊な音楽を好きで、バンドをやっているが、ハナからのアウトローではない。
 ウチのバイトなんて、店で一番素直な働き者だ。
 金のかかるバンド活動。金欲しさに胡散臭いバイトに手を出すのも、若気の至りなのかもしれない。

◯お菓子工場の事務
 クレーム対応の事務処理をしているらしい。現場に行って直接対応をしているのかと、安易な想像で笑ってしまったが、現場には出ていないらしい。

 一番驚いたのが
◯介護士(介護ヘルパー)
 全体的統計は分からないが、ウチのバイトの知り合いだけでも3名のヘルパーがいるようだ。中には、介護士の資格も取得したという強者まで。
 常連の介護士に話を聞くと(そこには、バンドマンはいないらしいが)、「身なりの制限が少ないからでしょう」とのことだ(もちろん会社によるだろうが)。
 なるほど、長髪だろうが茶髪だろうが、ピヤスの穴だらけであっても、介護という職には、今のところ影響は無さそうだ。
 そう言われれば、ウチに来る入浴ヘルパーさんにも、真っ茶色に染めている人もいる。
 介護を受けている老人からすれば、かわいい孫のような感覚もあるのかもしれない。鼻ピアスの穴(当然ながら、介護中はアクセサリーのたぐいは外している)などは、話のネタとなっているらしい。

 昔から、バンドをやっている人達は、職種選択を大幅に制限されている。最大の理由は見た目だ。機材やスタジオ代と彼らは慢性金欠状態なのだが、バンド活動をやっているがゆえにバイト先が乏しい。そんな彼らが、ヘルパーという新たなるバイト先を見つけたのも、自然な流れなのかもしれない。
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