オルタナティブ・ブログ > とあるコンビニオーナーの経営談議 >

社員の時に見ていた店の状況、オーナーになってから見ている店。見ている方角が違うとこんなにも違うコンビニの光と影。お客様とは何にも関係無いところで巻き起こるあれやこれ。(笑

音符で値段表記?

»
 近隣の競合調査というものは、なかなかやり辛いものだ。相手は筆者を◯◯店のオーナーだと知っている。気の良いオーナーならば、他社とは言え同業の身、気さくに声をかけてくれる場合もあるが、明らかに不機嫌な顔をする人もいる。
 そんなせいもあり、近隣に調査に行くのは、気が重い作業となる。その場合、各社のHPを回ったり、ちょっと離れた場所の同一チェーンへ行ったりする。チェーン店の便利な所だ。店舗は違えど、ほぼ同一の売り場で、同一のキャンペーンを行なっているからだ。

 競合他社のメインキャンペーンは気になるところだが、店やHPで見かけて「くそっ!ヤラれた!」と、思うことは、ほんのちょっとアイデアを凝らしたサービスの方である。個店対応であったり、本部が考えたことだったりと様々であるが、大々的なキャンペーンではなく「良くそこに気がついたなぁ。うわっ!こんなところに気を使っているのかぁ」と、いったことの方が気になるし、"ヤラれた感"が大きい。

 先日、ローソンさんのHPで発見した。
スクリーンショット 2013-01-23 5.10.28 PM.png

 このことに気が付いた人は、きっと誰かに話してしまうだろう。そして、聞いた人は必ず確かめに店舗へ訪れてしまうに違いない。それは、大きな売上に貢献するわけではないと思う。いや、売上につなげようと全面に押し出していないからこそ、小憎らしいのだ。
 大きなキャンペーンで、アイドルキャラクターやアニメキャラクターを先取りされるより、筆者はこんな粋な演出に心を奪われてしまう。
Comment(0)