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はじめる自由『au スマートバリュー』/au発表会2012特集:3M戦略 第1弾『スマートパスポート構想』を発表

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au発表会2012特集第4弾は、はじめる自由 『au スマートバリュー』をご紹介します。

『au スマートバリュー』は、携帯音声回線とブロードバンドインターネット固定回線(FTTH=光またはCATV=ケーブルテレビ)とセットで契約することで、音声1回戦あたり月額1,480円もの割引を最大2年間行うというもので、今回の発表会において、最も重要かつインパクトの大きな発表となりました。

携帯キャリアとしてTOPシェアのNTTドコモは、NTT法(日本電信電話株式会社法)により、固定回線とのセット販売ができないことから、MNP転出の多いNTTからの転入を固定回線とともに獲得してしまおうというような(あるいは、MNP転出を抑制の)意図・戦略がうかがえます。


au スマートバリューで月額▲1,480円/携帯音声回線
http://www.au.kddi.com/ryokin_waribiki/ryokin/smartvalue/

更に、auスマートバリューとともに、モバイルWi-Fiルーターを10MBまで月額390円・上限4,410円で提供し、初期の契約事務手数料およびISPサービスau.NETの月額利用料も無料となり、通常よりもリーズナブルにモバイルWi-Fiルーターを利用できます。

適用条件となる、指定の固定通信サービスの対象エリアについては、KDDIのブロードバンド固定インターネット回線『au ひかり ホーム』のエリアが全国レベルには程遠い現状ながら、自社としても2月14日から東北・中国地方の11県を新たにカバーし、世帯カバー率約70%まで大幅に拡大する計画を発表しました。
しかしながら、拡大時でも、エリアは36都道県に留まっており、それを補うために、関西電力系のケイ・オプティコム「eo光」、中部テレコミュニケーション「コミュファ光」および全国のCATV事業者(ジュピターテレコム50局、ジャパンケーブルネット18局、コミュニティネットワークセンター8局、ほか)との提携により、「au スマートバリュー」対象となるエリアの拡大を図るという、予想外の連携を実現しました。

対象エリア外であっても、固定通信サービスの代替利用として、対象のWi-Fiルーターを新規に契約することで、適用となる措置も用意され、また、地域としてエリア内であったとしても、他の固定回線しか利用できないマンションなどにおいては、エリア外として認定されることで、auスマートバリューの適用が可能となり、対象となる世帯の拡大・乗り換えを促進する可能性を含む施策となっています。

しかしながら、このブロードバンド固定回線との携帯音声回線のセット割引を適用するには、

  • スマートフォンの料金プランでフラット定額のISフラット、プランFに加入
  • 同一住所であること
  • 5回線以上または別姓の場合は証明書の提出が必要なこと
  • KDDI指定の固定通信インターネットと合わせて「電話」も利用が必要なこと
  • エリア外において、適用条件となるモバイルWi-Fiルーター契約は、新規契約が必要であり、エリア内ユーザでは最低月額390円だったプランが、月額4,505円の固定となること

といった適用条件を満たしている必要があり、例えば子供が大学の通学で一人暮らしをしている場合などは、住所が異なることで割引が受けられないということになります。

そして固定の音声回線が必須であることは、NTT固定回線を使用していれば月額1785円が525円という廉価に使用できるメリットがありますが、携帯回線しか利用していない世帯においては、月額525円のコストアップとなり、1回線だけでは▲1,480円のはずが▲955円に留まります。

固定通信インターネット回線の料金も、「auひかり」と現在利用している回線コストとの対比をした際に、割高になるケースもあると想定されます。

これらの適用条件を踏まえて対象となり、かつ十分なメリットがあると考えるモデルケースは、

  • 固定通信サービスが必要な世帯、または不要だとしてもモバイルWi-Fiルーターのニーズがある世帯(同一住所の契約者グループ)
  • 現在の固定通信サービスまたはモバイルWi-Fiルーターのコストよりも、変更後のコストが安くなる場合(長期契約による解約違約金発生なども考慮の上)
  • そもそも、一人で複数回線を使用している、あるいは、利用したい場合
  • 同一住所の音声回線数が多い場合

と限定的ではありますが、契約更新時期を迎えるタイミングでのシフトも考えられ、NTTには模倣できないセットプランということで、ユーザにとって、通信コストを抑制しうる選択肢を増やすことが、auへのシフトの可能性を高めることになり、また、顧客獲得だけではなく、固定回線へのオフロードが期待できることや割引によるマイナス以上に増加する顧客による収益と継続的な利用=ロックオンによるメリットが想定されます。

関連して、auスマートバリューと重ねて適用が可能な『ともコミ学割』を発表し、学生のau携帯を新規契約にてプランZシンプル・、ともコミ学割および誰でも割(またはスマイルハート割引)に申し込んだ場合に、通常980円の基本使用料を学生本人が最大36ヵ月、その家族が最大15ヵ月の間、無料となる割引を受けられます。 更に、25歳以下で新規契約または機種変更時にauスマートフォンを購入し、ISフラットに申し込んだ場合に最大2年間、通常より1,050円割安となる実質4,410円で利用できるU-25キャンペーンも重ねて適用することが可能となります。
※U-25キャンペーンは、auスマートバリューと重ねて適用可能な期限は2012年5月利用分迄です。
※『ともコミ学割』および『U-25キャンペーン割引の受付期間は、いずれも1月18日より5月31日迄

au発表会2012特集

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