湘南での3年間にサヨナラ。そしてホームの東京にコンニチワ。
先日、GalaxySで小説『サヨナライツカ』(辻仁成)を読んだのですが、グローバル社会になる前の1975年のタイでの出会いと経験、そして30年を経過した現代を背景として綴られた恋愛小説というのかヒトを描いた小説というのか、いろいろと考えさせられることがありました。
その小説のフレーズに
『いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思う方がよい・・・』
『サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる』
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深い。
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話が少しズレますが、2007年6月に、慶應義塾大学のSFC(湘南藤沢キャンパス)に隣接する、ベンチャーインキュベーション施設『SFC-IV』にもサテライトオフィスを構え、SFC生だけで20名少々のインターン生を要するGBIL(グローバルビジネスイノベーションラボラトリ)という組織をSFCのOBで当社社員(当時)が立ち上げ、ならばと私自ら湘南の地に身も捧げ(笑)・・・引越してまでかなりのリソースを費やしました。
その後、所定の2年を終えてサテライトオフィスをクローズしてからも、SFCのインターン生でリーダーシップを発揮したメンバーとの交流を継続して、個々の成長を嬉しく思う反面、自分自身が湘南に留まっているもの何だかという思いをしつつ。
3年数ヵ月ぶりに東京に戻ってきました。(あくまでも生活の軸としての話ですが。)
先の小説のストーリーとはまったく関係ないのですが、
サヨナラ湘南、コンニチワ東京。
そんな一日でした。
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追記:
小説のフレーズの続きなのですが、
『人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す』
と続いています。
恋愛ではなくて、勝手に仕事に置き換えてみて(以下、イマイチしっくりこないのですが・・・)
『ビジネスマンは引退するとき、助けられ支えられ尽くされたことを思い出すヒトと
助け支え尽くした事を思い出すヒトにわかれる
私はきっと、助け支え尽くしたた事を思い出す』
そんな自分でありたいと思っています。
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◆Special Thanks
土曜日は、私だけではなく宴会などでもおせわになり、学生の胃袋を満たしてくれた中華の菜香園。 いつも爽やか元気な中国人のお姉さんとのお別れもさびしいもので。
焼き餃子・揚げピーナツ・イカのピリ辛炒め・揚げワンタン・紹興酒、バンバンジー、五目チャーハン、坦々麺などをいただきました。
その他、『ふる里』は、自分の親と同じ世代の夫婦が経営する居酒屋さんで、生まれたエリアがかなり近いお母さんには、ずーっと良くして頂き土曜の夜にご挨拶しました。 『オリエンタルダイニングso』は、家族経営のアジアンダイニング。親子共に横浜の中華街で修業をして(確か。。。)、この湘南台にファミリーで勝負をしに来た感じで、学生インターンがいた頃には、しょちゅうお邪魔していましたが最近はご無沙汰で、しかし何か通じたのか、珍しく土曜日に電話をもらい、頂いた電話で恐縮ながらお別れのご挨拶を。 そして『サンゴ食堂(茅ヶ崎)』は当ブログでも過去に何度かご紹介しましたが、12月はさすがに忙しく、遠回りできず寄る事ができませんでした。
その他にも、イトーヨーカドーのネットスーパーの方々、クリーニング店の方など、地域の方々にはとても良くして頂いたおかげで、とても良い湘南での日々を過ごせました。