黙祷。
もう3年、まだ3年、忘れないように刻んでいこうとあらためて。
以前、ほんの少しだけお手伝いさせていただいたクラウドファンディングの図書館支援のプロジェクトなどから、定期的にお手紙をいただくことがあります。少しづづでも確実に歩まれていることに嬉しさを感じつつ、我が身を振り返ってどうだろうと考えてみたりも。
一応「学芸員」の資格を持っているので、その系統でのボランティア登録はしています(未だに行けていないので恐縮ですが)。またちょっと前に「図書館司書」及び「司書教諭」についても無事に取得できる見込みになりましたので、若干幅を広げられるようになるかな、とも感じています。
なんてそのような想いをくすぶらせていると、こうした活動は素敵だなと思います。時間に余裕があり、体力もある学生の皆さんに“想い”を託す、ん、出来ることから一つ一つ、積み重ねていければと思います。
ちなみに司書系の資格を取ろうと思ったのは、元々読書が好きであったということもありますが、卒業してから約15年、情報サービス業界に身を置きながら「“情報”を必要とする人に届ける」という点を大事にしてきたことや、そして、震災の際に「本」という存在が人々の“糧”になっていたとの話を伺うことが多かったからです。
「人はパンのみにて生くるにあらず」なんて、言葉にすると簡単ですが、少しでも「必要とする人に“糧”を届けていきたい」というのが根底にあります。どんな形であれ、そういったお手伝いをできるようになっていければとも考えています。
また、自分自身の気持ちも風化させないよう、折々で読み返していきたいなと感じているのがこれらの「本」たち、ご参考までに。。
『PRAY FOR JAPAN』(prayforjapan.jp/講談社)
『走れ!移動図書館』(鎌倉幸子/ちくまプリマー新書)
『復興の書店』(稲泉連/小学館)
『救命』(海堂尊/新潮文庫)
『河北新報のいちばん長い日』(河北新報社/文春文庫)
『前へ!』(麻生幾/新潮文庫)
『日本に自衛隊がいてよかった』(桜林美佐/産経新聞出版)
『フラガール 3.11』(清水一利/講談社)
『ストーリー311』(ひうらさとる他/講談社)
『千夜千冊番外録 3・11を読む』(松岡正剛/平凡社)
『日本人の底力 東日本大震災1年の全記録』(産経新聞社/産経新聞出版)
『南三陸から』(佐藤信一/日本文芸社)