【雑感】「読書」から見た生涯学習、というと大げさですが。。
「読書」というと、どんなイメージを持たれているでしょうか?
単純に好きだから、調べたいことがあるから、暇つぶしに、話のタネに、、人によってその目的は様々だと思います。私も本を読むことは好きで、大体月平均で30-40冊ほどは手に取っている計算になります。といっても、ジャンル的には、いわゆるビジネス書から、小説、ノンフィクション、学術書にマンガまで、なんとも雑食な状態ですが。。
そのような状態であったこともあって、今まで「読書の成果」についてはあまり意識はしてこなかったのですが、、ちょうど一年ほど前から継続的参加している「朝活形式の読書会」という生涯学習活動を経て、ちょっとづつですが、意識に変化が出てきています。
「朝活」とは文字通り、仕事や学校の朝の始業前の1~2時間前に集まり、一つの題材について学習を行い、参加メンバーでその成果を共有する活動のことです。読書会のカテゴリでは一般的に「自分の好きな本について説明し」、「相手の好きな本について説明を聴く」流れで、大体4~5名、多い時で7~8名での集いとなるのが多いようですが、、各会でイロイロと試されていることもあり、詳細は大分異なっていますね。
なわけで、ご興味を持たれましたら「朝活ポータル」というサイトをチェックしてみてください、読書会に限らず、色々な朝活の情報が網羅的に掲載されています。
さて、私自身、これらの活動に参加していることで「読書へのモチベーションの維持」「プレゼンテーション能力の向上」「コミュニケーション能力の向上」「(限られた時間のため)時間管理意識の向上」、といった効果を実感しています。
また、普段接点の少ない異業種・異業界の方々と触れ合うことで、自分とは違った価値観について知ることができるのは非常に大きく、今までの環境では機会がなかった「自己の考え方の深更」「他者の考え方の吸収」「多様性の再認識」といった、生涯学習でいう「自己発達を促すための成果」を実感しています。
読書を行うことで、一定以上の知識(情報)は蓄積されていくと思います。しかし、そのまま自分の頭の中に抱え込んでいるだけではモヤっとして消えてしまうことも多いのかなぁ、、とも。その「モヤモヤ」を解消するための活動の一つとして、他者(社会)を交わることを前提とした生涯学習、自分にとっては「読書会」が、有益に働いていると考えています。
例えば、他者に向けて話すことでインプットした情報が整理されたり、他者の意見を聴くことで自分だけではいたらなかった新たな気づきがあったり、といった感じでしょうか。また、相手に何事かを伝えようとすると、聴き手の琴線に触れる必要が出てきますし、「伝える力」を磨くことにもつながっていくかな、とも。
ん、なんとなく佐藤優さんが『人たらしの流儀』で述べられている「(知識が)発酵されてインテリジェンスになる」といったことを実感していたりも、、そしてそれらを支えるのは「教養」の属性を持つ情報たちなのかなぁ、なんて。
ちなみに、同じく佐藤さんの『読書の技法』を読んで、読書の成果と同じく今まであまり意識していなかった「本の読み方」についても、いろいろと考えさせられました。こちらはまた別の機会に徒然にまとめて見ようと考えています。