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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

ほんとはタダの趣味なんですけどね(原子力論考の話)

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前回、「原子力論考を書き続ける理由」を書いたところ、正義感が強いんですね、というコメントをもらってしまい、いや、そういうわけじゃないんだけど・・・・と思案すること幾星霜(ほんの数時間ですが(^^ゞ)

まあ確かに不作為の罪がどうとかこうとか、正義感みたいなことも書いてしまいましたけど、べつに正義感でやってるわけじゃないよな俺は・・・・と我が身を振り返ってみたのですよ。

で、あらためて考えてみるとですね、ポイントは2つ。

 1)正義感というよりは、趣味です
 2)しかも、損得を計算しています

なのでべつに正義感に駆られて自己犠牲的にやっているわけじゃなく、それどころかいくつかの理由で得るものがあるし面白いのでやっている、という感じです。


■1)正義感というよりは、趣味です
まず「趣味」のほうから書くと、何か1つのテーマを設定して情報集めて仮説を立ててつじつまが合うかどうか調べて結果を整理してわかりやすく書く、という一連のサイクルが僕は好きなので、単にそれが面白いからやってる、という感じなんですよね。
パズル好きな人が難しいパズルにチャレンジする、みたいなもんです。これを面白いと思わない人には理解しがたいかもしれませんが、まあ、世の中にはそういう人間もたま~にいるのですよ。

ちなみにこのノリで20年ぐらい前に、某小説の設定で「3万の軍勢を率いて攻勢をかける」というのが成り立つかどうかを検証するために、日本と欧州の中世・近世ぐらいの軍隊のロジスティクスについて調べたりしたこともありました。もちろん仕事ではなく単なる趣味でです。友達が少ないのでそういうところに時間を使っているだけです。

余談ですが僕はずっと「勉強」というものをそういう風にやってきたので、面白いと思った分野にはドドーッと突進しますが、そう思えない分野は思いっきり手を抜きます。やる気にならないことでも頑張って無理にやる、というのが出来ない人間なのです。はい。

■2)しかも、損得を計算しています
どういう損得か、というと、たとえばこういう話です。

やはり20年ほど前のこと、あるグループで一杯飲んでいるときに、その中の1人が盛んに会社の愚痴をこぼし始めたことがありました。うちの会社はあれがダメでこれがダメで社長も部長も直属上司もあーだこーだあーだこーだと延々と愚痴が続くわけですが、それを聞きながら僕は、「それが本当だとしても、それを放置して手をこまねいている君はいったい何のためにその会社にいるんだい?」と・・・ごめんなさい、思っただけで言えませんでしたが、でも実際、もし上司が馬鹿なことをしているのであれば、下の人間がそれを止めてやらないと、結局会社が傾いて損を被るのは自分です。そこで「社長が馬鹿だから」と愚痴をこぼしてもそれはその場で瞬間的に鬱憤が晴れるだけで、事態はまったく改善しないわけです。

もちろん、世の中、正しいことを言えばそれが認められる、みたいな甘い世界はどこにもないので、「社長、60秒キャンペーンなんてやめましょう!」と、正しい(はずの)ことを進言したらかえって自分が煙たがられて冷遇されてといった可能性もあります。それを避けるために黙って言われたことをやったうえで、飲み屋で「社長が馬鹿だから」と愚痴をこぼす生き方もありでしょう。でも、みんながそれをやったら会社は10年で潰れますね。しかも現代では潰れるまでの時間が1年ぐらいに縮んでいるのではないでしょうか。

ということで、僕は長い目で見て日本という国の政策を正常化するための草の根の努力をしているわけです。それが結局日本でビジネスをしている自分の得になると思っているからです。

・・・・・という大風呂敷な話が「損得計算」の1つ。

1つ、ということは他にもあるのか? というと、はい、あります。もっとミクロで短期な損得計算がありますがこれは・・・・ヒミツです。興味のある方は飲み会で聞いてください(笑)。

では、また(^_^)/

Comment(1)

コメント

ぽんかん

広げた風呂敷を
どうたたむのか
楽しみに観察しております

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