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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

「知識」は役に立つものなのか?

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「知識」は役に立つものなのか?

という問いを立てたら、答えはそりゃYESに決まってます。
病気を治すには、医学知識が必要です。
車を運転するには、交通法規の知識が必要です。
東京都内を移動するには、交通手段の知識が必要です。

この種の「知識」の必要性は誰も否定しないと思いますが、
しかし、中にはこんな主張をする人もいます。

知識を詰め込む教育はもう20世紀で終わりでいい。
ネットで検索すれば分かるようなことをわざわざ小学校とか中学校で教える必要はない。

しかしながら実際にネット検索をしてみると、矛盾する情報、役に立たない情報が
膨大な数あることがわかります。
その中から役に立つ情報を見つけて理解し、現実の問題に対して何らかの判断を
していくためには、結局のところ、

しっかりと体系的に学んだ基礎知識

が欠かせません。ネット検索でどうにかなるような話じゃないんですね。

とはいえ、「しっかりと体系的に学ぶ」ことが難しい問題について判断を
迫られるシーンも世の中にはあります。
現在進行中の福島第1原子力発電所の事故というのもその種の問題ですね。

そんなときには、「専門家」がわかりやすく情報発信をしていかなければ
ならないのですが、なかなかこれが難しいのも現実です。

実は私、開米はそのためにこそ「読解力図解力」そして「教える技術」
をテーマとして企業研修やこの「誠ブログ」「誠Biz.ID」あるいは
書籍執筆のような著述活動をしています。

続き→知識だけでは適切な判断はできないけれど・・・
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