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Apple UDIDの規制に引き続きMACアドレスも規制対象に。iOS7では取得ができない?

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日本時間の6/11(火)の深夜から行われたAppleのイベント

「WWDC2013」に参加してきた方とお話しする機会があって「どうでしたか?」と聞いたところ「AppleがMACアドレスもリジェクトの対象にするってデベロッパー向けのカンファレンスで言ってたよ」といの一番に返ってきました。

本当がどうか気になったので調べてみたところ何件か引っかかりました。

ざっと内容を書くと

  • AppleはUDID同様に MACアドレスも排除している
  • iOS7以降、MACアドレスを取得すると「02:00:00:00:00:00」を返す

と驚くことが書かれてました。(2つ目は記事からだけの未検証です)

なぜに驚いたかを順を追って説明しますと、

これまでプライバシー上の問題でAppleにおけるUDIDの取り扱いについて、何度か書いてきましたが先月5月にUDIDを取得するアプリは申請ができなくなっており、ついにプラットフォームでの規制というのが始まりました。

しかしながら、UDIDは数あるうちの一つの端末IDだったので、なにかもやもやしているものを感じていました。

というもの、今年の初旬にUDID禁止が囁かれる中、

「UDIDだめならMACアドレス」といったようなところが多く、それはもともとあるシステムの改修影響範囲を考える上での判断としては間違っていないと思うのですが、禁止した意向に沿っていない気がしていました。

誤解を招いてしまうかもですが「取得することがダメ」ではなく、ユーザ(取得される人)が許可した上で、こういったIDは取得し、管理されるべきで、知らないうちに取得されていた…ということを指しています。これまで何度か書いてきて、フィードバックをいただく際の違和感はまさにこれで、「なんか規制しているからダメでしょ」といった単純なものではなく、理由があってといったことを伝えるのに苦労しました。

なので余談ですが、ではAndroidだったらいいのか?

20120611_sample2という議論もあります。現状、Googleの提供しているAndroidのアプリポータル「GooglePlay」ではAppleと同様の端末ID、IMEIやMACアドレスの取得に関して、特に規制はされておりません。これはアプリインストール時にアプリの説明欄の下に「端末ステータスと端末IDの読み込み」といったように取得する旨が表示されます(右図参照)。

これはアプリ実装時に「android.permission.READ_PHONE_STATE」といった端末IDを取得する記述を行うと自動的に表示されるもので、必ずインストール 時にユーザの目に触れるようになっています。

これに同意した上でユーザはアプリをインストールするので了承を得ているから。といった文脈になるかと。知らないユーザは知らないままだと思うのですが、この違いもあるのかもしれません。

なんにせよ、

プラットフォーム側からの規制がデベロッパーサイドにもたらす影響は非常に大きいので、この辺の同行は常にウォッチしていこうと思います。

 

 著:
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