オルタナティブ・ブログ > 岩本幸男の「クラウドのあちら側に光を見たい」 >

クラウド、SaaSを中心に庶民からの思いを無責任につぶやく

「Made in Japan」って内側に叫んでも意味が無いよね。

»

なにかと中国の話題が多い。良いことも悪いこともあるが、注目されているということが大事な点である。
最近の日本は、国際社会の中でどれだけ注目を浴びているだろうか? 海外のNEWSを見ても日本に関する話題はほとんど見当たらない。大丈夫か、鳩山さん...

そんな中で、ここ数日、MIJS(http://www.mijs.jp/)が中国で興味深い活動をしている。

    MIJS:Made In Japan Software Consortium http://www.mijs.jp/
    日本の有力ISV(独立系ソフトウェアベンダー)44社が加盟

先週末に、「いってきま~っす」っていつもの温泉仲間が中国成都へ向け飛び立ったので、博覧会に参加して、飲んで騒いで観光して帰ってくる慰安旅行と思っていたら、次々と面白いニュースが飛び込んでくるではありませんか。

    「流石、日本の有力ISVの社長様達」 である。

    2010/04/19 10:18
    中国・成都でソフト博覧会が開幕、MIJS初参加で成都市と提携へ
    http://biz.bcnranking.jp/article/news/1004/100419_122523.html

    2010/04/19 15:19
    MIJS、成都進出へ、中国ソフト博・中日ソフト産業大会で幹部明言
    http://biz.bcnranking.jp/article/news/1004/100419_122528.html

    2010/04/19 18:29
    MIJSと中国・成都市ソフト協会が提携、中国ベンダーに販売支援も期待
    http://biz.bcnranking.jp/article/news/1004/100419_122532.html

日本のソフトウェア業界にとって、中国マーケットは重要である。不法コピーやライセンス違反、料金滞納など様々な課題があるかもしれないが、そんなことはどうでも良い。

    「人口が多い」 これが一番大事。だって多数決で負けないもんね。

中途半端な国内需要に支えられて生き延びている、国内ソフトウェアベンダーが飛躍するためには、

    「人口の多いマーケットへ進出」

しなければならないことは、ず~と前から解っていた。みんな必死に海外拠点を作っては、失敗して撤退してきた。失敗した者、成功した者が集まって、MIJSが作られ、「Made in Japan」を海外へと飛び立った。もう少しだ。応援したい。

こんなに、魅力的なマーケットが近所にあるのに、何故、日本の学生は将来有望な中国への就活をせずに、国内の少ない椅子取りゲームに熱中するのでしょう。世の中はグローバル化してるのに。

中国では人手不足の地域もあるのに、

    「日本の学生は、日本の外には就活しないのか?」

「Made in Japan」という言葉は、海外に出なければ意味を成さないということに、改めて気付かされた。
「Made in Japan」って内側に叫んでも意味が無いよね。

こんなMIJSに私も参画していますので、興味がありましたらお問い合わせください。MIJSのプロダクトビジネス推進委員会 クラウドWGリーダなんかやってたりします。

TwitterでiwamotoyにMIJS参画希望ってつぶやいてください。

Comment(2)