【図解】コレ1枚でわかるIoTがもたらす3つのイノベーション
モノにセンサーやコンピュータが組み込まれインターネットにつながることで、モノのあり方が大きく変わろうとしています。
進化するモノ
「買ったときの機能が全機能」は過去のものとなり、買った後にも機能や性能の向上や使い勝手の改善が実現します。
家電製品や建物の設備、自動車や航空機など、様々なモノにコンピュータが組み込まれ、ソフトウェアで機能や性能を実現しています。これがネットワークにつながれば、モノは利用者の手に渡った後でも、そのソフトウェアを書き換えることで機能や性能を変更できるようになります。
また、モノが利用者の手に渡った後でも使い方や状態が分かるので、利用の実体に即した改善を行うことができます。また、ソフトウェアに不具合を検知・診断する機能を搭載すれば、それを自己修復することや故障が起きる前にエンジニアに通知して事前に修理するなどの安心も届けられるようになります。
賢くなるモノ
モノはクラウドにつながることで、無限の計算能力や記憶容量を手に入れ、様々なサービスと連携することで、モノ単体ではなしえない価値を生みだします。
どれほどコンピュータが小型・高性能化しても限られたモノの大きさの中に組み込むには様々な制約があります。しかし、クラウドにつながることで、その頭脳をモノの外に持つことができるのです。さらにインターネットを介して様々なクラウド・サービスを利用できるようになります。
モノを単体として捉えるのではなく、モノとクラウドを1つの仕組みとして捉えることで、モノには新たな可能性が与えられるのです。
タイムマシーン化するモノ
モノによって集められたビッグデータを解析すれば、過去から原因や理由を探り、現在起きている出来事を知り、未来に何が起きるかを予測することができます。
モノに組み込まれたセンサーは現実世界の様々な事実をデータに置き換え、現実世界のデジタルコピー(デジタルツインとも呼ぶ)を生みだします。そこには、過去と現在の事実がきめ細かく捉えられています。そのデータを分析することで規則性や法則性を見つけ出すことができれば、未来に何が起きるかを予測できるようになります。IoTが広く普及しインターネットにつながるのが増えるほどに、データはより緻密に、そしてリアルタイムに集められるようになり、その精度は高まってゆくでしょう。
つまり、モノは過去・現在・未来を行き来するタイムマシーンの役割を果たそうとしているのです。
最新版(10月度)をリリースしました!
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
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・人工知能についての新規チャートと解説を大幅に増やしました。
・トレンドにコンピュータの歴史について新たなチャートを追加しました。
・講演資料として「未来を味方にする学び方」を追加しました。
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ITの歴史と最新のトレンド
【新規】コンピュータとは何か p.3
【新規】コンピュータ誕生の歴史 p.4
【改訂】歴史から見たITトレンド p.5
クラウド・コンピューティング
【改訂】クラウドの定義/サービス・モデル (Service Model)・詳細 p.35
【新規】マルチテナント方式の課題を解決する選択肢 p.40
インフラ&プラットフォーム
*変更はありません
サービス&アプリケーション・先進技術/人工知能とロボット
【改訂】コレ1枚でわかる人工知能とロボット・解説改訂 p.11
【改訂】人工知能の3つの役割と人間の進化・解説追加 p.11
【新規】自動化と自律化の領域 p.15
【改訂】自動化から自律化への進化 p.16
【改訂】人工知能やロボットの必要性・解説追加 p.22
【改訂】「人に寄り添うIT」を目指す音声認識・解説追加 p.35
【新規】機械学習と推論(1)〜(3) p.47-49
【新規】ディープラーニングの音声認識能力 p.55
【改訂】人工知能・機械学習・ディープラーニングの関係・解説改訂 p.56
【改訂】第3次AIブームの背景とこれから・解説改訂 p.57
【改訂】「記号処理」から「パターン認識」へ・解説改訂 p.63
【改訂】人間の知性の発達と人工知能研究の発展・解説改訂 p.64
【新規】人間の知性と機械の知性 p.85
サービス&アプリケーション・先進技術/IoT
【新規】IoTの三層構造 p.41
ビジネス戦略
【新規】デジタル・トランスフォーメーション p.4
サービス&アプリケーション・基本
*変更はありません
サービス&アプリケーション・開発と運用
*変更はありません
トピックス
*変更はありません
講演資料
未来を味方にする学び方
実施日: 2017年9月26日
実施時間: 50分
対象者:ITベンダー・情報システム部門
最新トレンドの勉強方法について、自ら体験を交えて解説。