祝iPad2発売!ウェブサイトの動画をiPad2で再生できるようにしよう
■iPad2もFLASHをサポートしていない
発売が延期になっていたiPad2がいよいよ今日発売された。個人的にはiPad2がタブレットPCの本命だと考えているので、震災の影響はあっても再びiPad2狂想曲が繰り広げられるのではないかと予想している。カメラを始め魅力的な新しい機能がたくさん追加されたiPad2ではあるが、初代iPad同様FLASHをサポートしていない。つまり、PCでは当たり前に再生できるFLASH動画が、iPad2でも再生できないということになる。ユーザにとっては非常に不便なiPadでFLASH動画が再生できないというこの問題、配信する企業側にとっても重大な問題だ。なぜなら、ウェブサイトでコンシューマー向けに用意しているテレビCMなどの動画コンテンツが、iPadには配信できないから。影響を受けるのはコンシューマー向けの動画配信だけに限らない。iPad2を社員に支給し、教育などの目的で動画を社内利用するようなプロジェクトの場合も、大きな問題を抱え込んでしまうことになる。
■iPad2にウェブサイトの動画を配信する方法
しかし、iPad2がFLASHをサポートしていないからと言って、iPad2向けの動画配信を諦めるのはまだ早い。なぜなら、iPadやiPhoneで、ウェブサイトのFLSHA動画を再生することが技術的に不可能なのかというと、決して不可能ではないから。最近、iPadやiPhoneでFLASH動画の再生が可能なウェブサイトを目にしたことはないだろうか。以前はほとんど目にすることがなかったが、今年になってから、iPadやiPhoneでもFLASH動画の再生が可能なウェブサイトが、少しづつではあるが増えてきている。実現するための方法も非常に簡単だ。iPhoneとiPad向けの動画配信に対応したサービスを利用するだけで、問題は簡単に解決してしまう。動画を配信する側の企業も、動画を再生する側のコンシューマーも、何か特別な作業をする必要はない。
A)企業側が行う作業
①サービスにログインする
②配信したい動画ファイルをアップロードする
B)サービス側が行う作業
①アップロードされた動画ファイルをPC、iOS端末用のファイルに変換し、変換後のファイルをサーバに保存する
②アクセスしてきた端末の自動判別処理を行う
③端末に最適な動画ファイルを呼び出す
※iPhoneとiPadの場合はサーバ上のiOS端末用の動画ファイルを呼び出す
④呼び出した動画ファイルに最適な再生プレイヤーを起動する
※iPhoneとiPadの場合はQuickTimeを起動
C)コンシューマーが行う作業
①iPadでウェブサイトにアクセスする
②再生したい動画のサムネイル画像をタッチする
③動画が再生される
■iPad2で動画が再生できるウェブサイト
ほとんどの面倒な作業を、利用するサービスが請け負ってくれるということがわかっていただけたかと思う。つまり、iPhoneとiPad向けの動画配信に対応しているサービスを利用するだけで、コンシューマーはウェブサイトに用意されているテレビCMをiPad2で再生することができるし、社員は会社が教育用に用意した動画コンテンツをiPad2で再生することができる。
最後に、iPad2を購入した読者のために、iPad2で動画の再生が可能なウェブサイトをいくつか紹介しておくので、是非アクセスしてみてほしい。
・産経リテールプロモーション
※動画配信サイトPuPuPuで様々な動画を配信
・ソニー損害保険
※テレビCMを配信
・世界文化社
※雑誌PriPriのウェブサイトで子供向けのコンテンツを配信
・ユナイテッドアローズ
※コンセプトを説明した動画を配信
・タマホーム
※耐震実験の様子を伝える動画を配信
・カルビー
※過去のテレビCMを配信
・資生堂
※テレビCMを配信
・リクルート
※ゼクシィのテレビCMを配信