マイク・ブルームフィールド(その1))
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今年のクリスマスは最高のプレゼントが届く。マイク・ブルームフィールドのソニー・ミュージック時代のCD8タイトルがなんと紙ジャケで12月24日に発売されるのだ。もちろん2ヶ月くらいから前からHMVで全部予約済み。こんなに嬉しいクリスマスプレゼントは久しぶりである。
昔、全部レコードで持っていたアルバムばかりだが、数十年前に自分だけに襲ってきた経済大恐慌の際に泣く泣く手放してしまった。
マイク・ブルームフィールドは別格である。デュアン・オールマンもロウエル・ジョージもフェバリットなギタリストではあるが、マイク・ブルームフィールドには到底かなわない。それほど好きなのである。
愛用していたギターはレスポール。これほどレスポールで美しい音を出すギタリストが他にいるだろうか。ピーター・グリーンもデュアン・オールマンもマイク・ブルームフィールドの前では平伏すしかないのだ。そして天性のリズム感。アップテンポのブルースだろうがスロー・ブルースだろうがお構いなし。どんな曲でも流れるようなフレーズを奏でる。
その実力はライブ・アルバムが多いことが証明している。ライブでもまったくボロが出ない、数少ないギタリストの一人である。マイク・ブルームフィールドから黒人のブルースに移っていったのだが、最初はちょっと拍子抜けした。なぜなら、黒人ブルースマンの中にもマイク・ブルームフィールドくらい凄いギタリストとなるとそうそういないから。
その実力とはかけ離れた低い評価と不遇の人生。クリスマスに発売される紙ジャケCD、売れるといいな。1枚だけ買うんだったら、「フィルモアの奇跡」がお薦め。
この辺りの演奏を聴いていると鳥肌が立ってきます。
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