カキフライとても評判悪し
先々週、小学校4年生になる娘が珍しく風邪をひいて学校を2日ほど休んでしまった。どうやら風邪やインフルエンザが流行りだしているらしく、娘の話では学校を休んでいる友達が増えているとのことだった。学校閉鎖目前!一応娘は熱が下がったこともあって、先週からまた元気に学校に行っていたのだが、実は今日また具合が悪くなって学校を休んでしまった。その原因を作ったのは私とカキフライ。
先週末の土曜日のことである、諸事情により妻が晩御飯を作れなくなってしまったため、急遽私が近くのスーパーに晩御飯の材料を買いに行くことになった。材料といっても、作るのが面倒が私は、当然のように出来上がっている御惣菜を買うことになる。たまたま美味しそうに並んでいたカキフライも買った。
カキフライは、私も含め家族全員の大好物である。喜んでもらえるに違いないという思いで選択した。ところがである、晩御飯を食べ終わってから30分ほどしたら、娘が急に体が痒いと言い出した。見ると全身に蕁麻疹。しばらくすると顔や手にも出始めるではないか。かゆいと言って泣き出す娘。ところが、夜が遅いため病院はやっていない。
当然真っ先にカキフライが疑われ、買ってきた私が悪いということになった。昨日やっと医者に診てもらったのだが、おそらくカキフライが原因だろうということだった。風邪をひいて体力が弱っていたため蕁麻疹が出たのではないかということだった。
「しばらくカキフライは買ってくるな」。そういうムードが充満している。「なんか口に入れた時にぐちゃっとしたから変だなって思ったのよね」。だったら食うな。妻も娘ほどではないが少しだけ蕁麻疹が出たのだが、私だけはピンピンしていてなんともない。口に入れた量が一番多いのになんともないというのが、蕁麻疹が出た方からみれば余計しゃくにさわるらしい。
「あんたの胃袋どうなってんの?」。そう言われてバツが悪い自分。「パパが悪いんじゃないよ。カキフライを作ったお店が悪いんだよ」。赤く腫れた顔でそういう娘の言葉がぐさっと突き刺さる。ということで、しばらく我が家の食卓にカキフライの姿を見ることはないだろう。永遠にかどうかはわからないが、少なくとも今シーズンはきっとないな。
それにしても、カキフライにも悪いことをした。冬が一番美味しい時なのに。こうなったら、鍋に入れて食うしかないな。