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私をフェスに連れてって

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もうずいぶん昔の話になりますが、当時付き合っていた女性にフェスに連れてってとせがまれ、ライブ・アンダー・ザ・スカイを一緒に観にいったことがあります。ソニー・ロリンズと、ジャコパスが抜けたウェザー・リポートが出演した年です。

当時はフェスをよく観に出かけていました。ライブ・アンダー・ザ・スカイも毎年のように観にいきましたし、ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾やマウント・フジ・ジャズ・フェスティバルもお金が許す限り観にいっていました。いま思えば、当時はフェスはジャズが多かったように記憶しています。あと、日比谷の野外ステージで行われていたブルース・フェスティバルなんていうのもありました。

いまは、フェスと言えばロックですね。先にあげたジャズ・フェスはすべて全滅してしまいました。フェスは運営コストが大変らしく、スポンサーがつかないと開催できないようです。それにしても、ジャズ・フェスが全部なくなってしまったのは本当に残念です。

フェスは、普通のライブハウスやクラブとはまた違った魅力があります。前の日あたりからなんかソワソワして、遠足の前の日のような気持ちになります。前日の夜は雨が降らないようにって、いつも祈っていました。アーティストも、普段のライブとは違ったパフォーマンスを見せてくれることがよくあります。やはり観客が多いと、アーティストのやる気も違うものなのでしょうか。

最近は全くフェスに行かなくなってしまいました。働き出して時間がないということも理由の一つですが、一番の理由はフェス自体に昔のような面白さを感じなくなってきたからです。最近の大型のフェスは、企画から何からすべてがあまりにも作られている感じがして、素直に楽しめません。いや、歳のせいでしょうか。

「KAIKOO meets REVOLUTION」は、そんな私が7年振りかに足を運んだフェスでした。そして、改めてフェスの面白さを感じさせてくれたフェスでした。主演していたアーティストのステージが素晴らしかったのは言うまでもないことですが、私が一番いいなと思ったのは、観客がみんなリラックスして音楽そのものを楽しんでいる様子でした。

観客5,000人ですから、フェスの規模としては決して大きくはないのですが、本当に音楽が好きでたまらない5,000人が集まったフェスだったように思います。季節がちょっと外して4月というのも好きです。

というわけで、9月13日に発売されるDVD「KAIKOO meets REVOLUTION」のプロモーション映像が届いたのでお届けします。

※ 注意

以下の動画配信については、販売元である POPGROUP Recordingsの承諾を得ています。

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