一番嬉しいのはトラックバック、リンク、コメント?
ブログの更新を続けていると、他のブロガーが自分の書いた記事に対してトラックバックやリンクを張ってくれたり、コメントを書き込んでくれるという現象が起こるようになってきます。今でこそ当たり前のように受け流してしまっていますが、ブログをはじめた頃は他のブロガーからトラックバックやリンクを張ってもらったり、コメントをもらったりすることが本当に嬉しかったことを覚えています。
他人のブログにトラックバックやリンクを張ったりコメントを残したりする(あるいはその逆)行為は、とりあえず手っ取り早くWeb 2.0を体感することができる一番簡単な方法だと私は思っています。自分の書いた記事を起点にまったく見ず知らずのブロガーと繋がっているという感覚は、ある意味ブログを書く醍醐味の一つです。
一方、SNSのあしあと機能は、これらとはちょっと意味合いが違ってきます。他人のブログにトラックバックやリンクを張ったりコメントを残したりするためには、そのブログを良く読み込んで理解する必要があります。理解するところまでは無理でも、最低1回は相手のブログを読まなければなりません。考えるという能力と時間が必ず必要になります。
これらに比べて、SNSで他人のページにあしあとをつけるという行為はもっと簡単です。他人のページを訪問するだけで簡単にあしあとをつけることができます。ブログの記事にトラックバックやリンクを張ったりコメントを残したりすることは、たとえそれが反対意見であったり否定的な意見であってもそれなりの意味があるのです。
ブロガー自身が労力と時間がかかるということを理解しているからこそ、ブロガーは自分の書いた記事にトラックバックやリンクが張られたり、コメントが残されたりすることが嬉しいのです。
では、ブロガーにとって一番嬉しいのはトラックバック、リンク、コメントのいずれのうちどれでしょうか。価値があるのがトラックバックとリンクであることはわかりきっています。あくまでもWeb 2.0的な考えからくるものですが。
ところが、嬉しいとなるとこれといった明確な基準がありません。意外にブロガーによって意見が分かれるところではないでしょうか。私の場合、すべてが嬉しいことは言うまでもないのですが、個人的に一番嬉しいのはやはりコメントを残してもらえることです。理由は簡単で、コメントは私のほうからもコメントを返すことできるため、さらに深い議論に発展する可能性があるからです。
一方でコメントに対しては要望もあります。反対・否定的なコメントでも構わないので、できることならば実名でコメントを残してもらいたいと思っています。実名が無理であれば、自分のブログへリンクを張ってもらえるのでも構いません。できることならば、コメントを残してくれた人がどんなことを考えているのかを知りたいという気持ちがあるからです。
もちろん、読んでもらえるだけでも嬉しいのは当然ですが。