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お金がなくてもやっぱり欲しいライ・クーダー紙ジャケCD

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ここ数ヶ月、個人的な経済事情からCDをまったく買っていません。これは私にしてみればかなり異例なことなんですが、やはりお金がないと欲しいものも買えません。ひたすら我慢我慢です。ところが、人にお金を借りてでも欲しい紙ジャケCDが8月8日に発売されます。

首を長くして待っていたライ・クーダー(Ry Cooder)の初期の作品がいよいよ紙ジャケCDで発売されるのです。今年はじめにリトル・フィートの紙ジャケCDが発売された時点で、ライ・クーダーの作品も紙ジャケCDとして発売されることはある程度予想されていたことなんですが、それがいよいよ実現するわけです。

ライ・クーダーの名前をはじめて知ったのは中学生の時で、ローリング・ストーンズのアルバムに彼が参加していたからです。それ以来なんとなく気になる存在だったこともあって、彼のセカンド・アルバム「紫の峡谷」が発売されたことを知ると、すぐにレコード屋に駆け込んで買い求めたという記憶があります。

最近発売された「マイ・ネーム・イズ・バディ」ももちろん買いました。ライ・クーダーという人は、いまだに新しいアルバムが発売されるのが待ち遠しい数少ないアーティストの一人です。

好きなアルバムを1枚あげるのに本当に苦労するほど彼のアルバムはすべて好きなのですが、中でも「Paradise And Lunch」「Chicken Skin Music」の2枚は今でも良く聴きます。この2枚は、ライ・クーダーの特長が一番良く出ているアルバムだと思います。こんなに長い間聴き続けることができるアルバムはそうそうありません。ライ・クーダーを聴いたことがないという音楽ファンにもお薦めのアルバムです。

ライ・クーダーをはじめて聴いた時の印象はというと、「黒人のブルースマン以外にもスライド・ギターを上手く弾けるギタリストっているんだ」というのが正直な感想でした。それ以来、ライ・クーダーはロウェル・ジョージと並んで私のマイ・フェイバリット・ギタリストになりました。

ライ・クーダーが演奏する音楽は、これからの季節にもピッタリな気がします。ジリジリ照りつける太陽の下で聴く神業ともいえる彼のスライド・ギター。なんか良い感じです。もちろんビールは必需品ですが。

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