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親戚の叔父さん叔母さんには音楽配信サービスよりもCD

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先日、あるインディーズ系のアーティストと話していたら、たとえメジャーではなかったとしても、CDデビューできるというのはやはり嬉しいものなんだということを言っていた。最近は、CDは作らずに、音楽配信サービスを使ってデビューするインディーズ系のアーティストが増えてきているような印象を持っていたので、このアーティストの話を聞いた時はちょっと意外だった。

そのアーティストによれば、音楽配信だと知らせる人間が限られてしまうので、有難味がないんだということ。中学・高校生は携帯電話が主流だし、親戚の叔父さん叔母さんには音楽配信なんて何のことだかさっぱりわからないため、音源だけ作ってもらっても配る相手が限定されてしまうので、いま一つ嬉しくないらしい。

デビューしたことを一番に喜んでくれるのは、やっぱり田舎の親戚や友達だ。そうなると、誰でも簡単に聴くことができるCDが一番なんだそうである。親戚の叔父さん叔母さんにしてみれば、音源だと、応援しようにもどこで買ったらいいのかわからないという状況に陥ってしまうらしい。CDだと、まとめ買いをしたりして応援できるので、その方面でもCDの方が便利だということだ。

音楽業界の中には、CDがなくなって音楽配信サービスが主流になると考えている人が意外に多いのだが、私はCDがなくなることは絶対にないと思っている。最近はもう一度アナログに戻ろうとしているくらいなので、私の意見はあまり参考にならないかもしれないが。

このブログでも何回も書いていることだが、アナログ時代に経験したライナー・ノートやジャケットを眺めながら音楽を聴くという楽しみ方がなくなってしまうとは、どうしても考えにくい。また、今の中学・高校生の主流がたとえ携帯電話だとしても、彼らが社会人になってある程度経済的に余裕が出てくれば、やっぱりCDを買うようになるのではないだろうか。

むしろ、私が一番危惧しているのは、音楽産業全体の売上が落ちてしまうことである。CDと音楽配信サービスのどっちが主流になるかなどといったことは、実は大した問題ではないような気がしてならない。もっとファンの意見に真剣に耳を貸さないと、後でとんでもないしっぺ返しを受けそうで怖い。

もしも家庭内の電化製品がすべてブロード・バンドでつながり、簡単に音源が聴けるようになったとしたらどうだろうか。私は、それでも親戚の叔父さん叔母さんには、やっぱり音楽配信サービスよりもCDなのではないかと思っている。

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