ペニーレーンでバーボンならぬライブを
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吉田拓郎1974年の作品「今はまだ人生を語らず」は、個人的に忘れることができないアルバムだ。なぜなら、当時洋楽ばかり聴いていた田舎の中学生が、生まれて初めて買った日本人アーティストのレコードだから。
このアルバムは、表題曲「人生を語らず」のほかにも「シンシア」「僕の唄はサヨナラだけ」「襟裳岬」と名曲がぎっしりと詰まっていて、あの「元気です」と並ぶ名盤だと思っている。そんな名曲揃いのこのアルバムの中にあって、当時一番好きだったのが「ペニーレーンでバーボンを」という曲だった。
知っている方も多いかと思うが、曲のタイトルにもなっている「ペニーレーン」というのは、原宿キティランドの横道を入ったところにある実在するロックバーで、吉田拓郎本人も昔は頻繁に出入りしていたらしい。
その昔事情があって一度は閉店したものの、今はまた同じ場所で営業している。店内は狭くて、なんてことはない普通のロックバーなのだが、どこか懐かしさを感じさせてくれる不思議な魅力を持った店だ。
そのペニーレーン、ライブも時々演っているのは知っているだろうか。2階席にはちゃんとステージもあって、ライブができるようになっているのだ。
実は、faamでも3月から定期的にライブを開催することになっていて、その第1回目が3月17日(土曜日)にある。出演するアーティストは、ミスターfaamこと光永泰一朗と沖縄期待のシンガー・ソングライターウエサトモトシ。ウエサトモトシは、今回が東京初上陸。
これからメジャーを目指す、才能溢れる生きの良いアーティストの演奏を聴きながらバーボンなんていうのも、たまにはいいものだ。
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