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最近のWeb 2.0な音楽サイトを使ってみて

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今日の日経産業新聞の2面にミクシィミュージックの記事が載っていた。日本の音楽配信サービスの草分け的存在であるレーベルゲートと提携するなど、サービスの拡充を急いでいるといった内容。でも、特にこれといった目新しい情報はなかったような気がする。

ところで、僕は仕事がら音楽系のSNSには片っ端から登録している。もちろん今でもかなりの頻度で利用しているサービスもあれば、最近あまりログインしていないサービスもあってまちまち。でも、情報収集の意味もあってすべてのサービスをできるだけ使うようにしている。

そして、あちこちの音楽SNSに登録してみてわかったことだが、この昨年あたりからリリースが相次いでいるWeb 2.0な音楽サイト、利用する目的別に3つのパターンに大別できそうだ。

1.コミュニテイ型音楽SNS
同じ傾向の音楽が好きな友達を見つけて、情報交換することが目的のサイト。iPodで再生した楽曲の履歴をサイト上に公開する機能が提供されていて、最近ではiTunes Storeやレーベルゲートなどの音楽配信サービスから、楽曲を試聴・購入することもできるようになっている。どちらかと言えば、アーティストよりもファンのためのサービスだ。ミクシィミュージックプレイログ音ログなどがこれに該当する。

2.楽曲・動画配信型音楽SNS
会員登録してあるユーザーに、楽曲や動画を試聴・購入させることが目的のサイト。アーティスト登録をしたユーザーは楽曲や動画の投稿ができ、ファンはアーティストが投稿した楽曲や動画を試聴・購入することができる。また、CDの購入もできるようになっている。ファンも楽しめるが、どちらかと言えばアーティストのためのサービスかもしれない。audioleafYoroZooワッカmuzieプレイヤーズ王国indiesmusic.comなど、老舗と言ってもいいようなサイトがこれに該当する。

3.プロモーション型音楽SNS
2の楽曲・動画配信型SNSの発展系で、楽曲や動画を試聴・購入させること以外に、アーティストのプロモーションを支援することが目的のサイト。楽曲・動画配信型SNSが提供する機能以外に、ライブ情報をブログで配信したり、アーティストのリアルな音楽活動を支援するための機能が揃っている。これもどちらかと言えば、ファンよりはアーティストのためのサービスかもしれない。目的が果たせているかは別にして、マイスペースがこれに該当するのではと思っているのだけど、どうだろう。あとは、モンスターFMfaamなど。

コミュニテイ型音楽SNSはともかく、楽曲・動画配信型音楽SNSとプロモーション型音楽SNSに明確な境界線を引くことは難しい。中には、どちらに分類してもいいと思えるサイトもある。ただ、今後の傾向として、楽曲・動画配信型音楽SNSは少しづつプロモーション型音楽SNSにカタチを変えて行きそうな気がしている。

ちなみに、YouTubeが完全にSNS化し、さらに音楽だけにカテゴリィを絞ったとしたら、とりあえず動画投稿型音楽SNSといったところだろうか。でも、YouTubeがSNS化してしまったら、途端につまらなくなりそう。マイスペースを真似て、音楽だからSNSをくっつけてしまえば成功するっていうわけじゃない。

Comment(4)

コメント

お世話になります。

今回の分析。ワクワクしながら読みました。
1の「コミュニテイ型音楽SNS」は十分理解できるのですが、「2」「3」は数が少ない(=体験していない)分、新鮮な情報でした。

さて、ここで「1」と「2&3」の差は何か?と自分で考えたのだが、キーワードは「時給的価値」という考えがある。つまり、無料か有料か?無益か有益か?という境のような気がする。

「1」は無料であり無益。それはファン同士だから。これに比べて「2&3」は、企業が絡むから、どうしても有料であり有益でなければならない。

利用者にとり「有料」であるなら、それに見合う「価値」がないといけない。

どのような流れになるか!興味がつきない。

伊藤靖

コメント有難うございます。有料であるためには、「超越」したレベルである必要があると感じています。動画の投稿に関しても、YouTubeと同じレベルではユーザーは感動してくれません。いま、そこに頭を悩ませています。でも、面白い分野であることは間違いないんですけどね。

御世話になります。

>ユーザーは感動してくれません

確かに、その目標は良いのですが、全てのユーザーが感動だけを目的に見るわけではない。

「たまたま見た」という所から、ファンになる事など沢山。満足度はヘビーユーザー対象であり、その他大勢の方は、簡易な動画こそ求めるものではないのか?質を求める場合、数こそが必要なのだから。

だから、数を増やす努力をして、その後で質を求めるのが良いと思う。
この戦略が、どんどん成功しているのがYouTubeだと思います。

伊藤靖

YouTubeが成功したからと言って、同じことを真似ていたのでは意味がないかなと思っています。orではなくて、あえてandを追求いたいです。

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