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スプリームスもいいけどスリー・ディグリーズはもっといい!

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昨日公開されたばかりの映画「ドリームガールズ」。テレビで3人の女性が歌っているシーンを見た瞬間、これはスプリームスが元ネタになっているに違いないと思っていたんだけど、どうやら本当にそうらしい。確かに、ビヨンセのダイアナ・ロス役も結構はまり役のような気がする。

ところでこの「ドリームガールズ」、見ているうちに三人が、スプリームスではなくてスリー・ディグリーズに見えてきてしかたがなかった。スプリームスももちろんいいんだけど、実は個人的にはスリー・ディグリーズの方が好きだ。

スリー・ディグリーズ。なんと懐かしい響き。どちらかと言えば米国よりも日本で人気の高かった女性コーラスグループで、ディスコ世代のオヤジには忘れることができないグループの一つだ。当時、アトランティック・ソウル一辺倒だった中学生を、きらびやかなフィリー・ソウルの世界にいざなってくれた恩人でもある。

お色気ムンムンのレコードジャケットが誤解されていたのか、音楽性よりも彼女たちのビジュアル面ばかりが取り上げられて、当時はコアなソウル・ミュージック・ファンからは馬鹿にされていたことを良く覚えている。「お前、あんな軟派な音楽がいいわけ?」って、友達に言われたっけ。

でもこのスリー・ディグリーズ、改めて聞いてみて思ったんだけど、音楽的にもスプリームスに全然負けていない。彼女たちの代表曲である「荒野のならず者」「天使のささやき」なんか、全然古さを感じさせないし、今でもイントロが流れてくるだけでワクワクしてくる。

そうそう、エディ・マーフィ演じるジェームス・“サンダー”・アーリーって、若き日のジェームス・ブラウンという設定らしいが、どう見てもウイルソン・ピケットにしか見えなかった。

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