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ブライアン・ジョーンズの晩年

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『ブライアン・ジョーンズ: ストーンズから消えた男』というタイトルのDVDを予約した。ブライアン・ジョーンズ。ローリング・ストーンズのリーダーであり、ローリング・ストーンズを作った男。そして、メンバー達から解雇を言い渡された男。

『ブライアン・ジョーンズ: ストーンズから消えた男』という映画は、そのブライアン・ジョーンズの28年に及ぶ生涯を追った作品で、去年劇場公開もされている。見に行こうと思っていたのに、いつの間にか終わっていた。

ブライアン・ジョーンズの晩年は悲惨だ。僕がそのことを一番感じたのは、DVD『ザ・コンプリート・モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバル1967』のワン・シーン。ブライアン・ジョーンズが、ジミ・ヘンドリックスを紹介するためのMCとして登場してくるシーンだ。

ブライアン・ジョーンズは、演奏をすることもなく、ジミ・ヘンドリックスを紹介し終わるとすぐに舞台裏に引っ込んでしまう。その日のブライアン・ジョーンズの役回りは、アメリカに逆輸入された新しいスーパー・スター、ジミ・ヘンドリックスの露払い。

特に深い意味はなかったのかもしれないが、ブライアン・ジョーンズのファンとしては、なんか釈然としなかった。それから約2年後に亡くなるわけだが、いま改めて見ても、何だかその後の死を予感させるかのようなシーンに思えてしかたがない。

ローリング・ストーンズの最高傑作に、ミック・ティーラー加入後の『Let It Bleed』や『Exile On Main Street』を推す人がいるが、『Beggars Banquet』にかなうアルバムはない。2曲目『No Expectations』でブライアン・ジョーンズが聞かせる素晴らしいスライド・ギター。

悪魔に魂を売ったのは、ロバート・ジョンソンだけじゃなかったんだ。。。

※ 参考データ

■ 『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 コレクターズ・エディション』 

■ ザ・コンプリート・モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバル1967』

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