SNSのユーザーをリアルで集客する
”アーティストとファンのための音楽ポータルSNS”というコンセプトのもとfaamβ版をリリースしてから早いもので1ヶ月が経った。SNSを実際に運営してみてわかったのは、ミクシィでコミュニテイを管理するのとはレベルが違いすぎるということ。想像していた以上に大変だし、逆にそこに面白さもある。まあ、このあたりの話についてはおいおい紹介していくことにする。
今日は、いかにしてユーザーを集客するかという話題。faamの場合、今のところユーザーの集客については身内・知人による口コミが中心。プレス発表もお金をかけたプロモーションも一切行っていない。それでも最近は口コミの影響なのか、いろんなジャンルのアーティストが登録してくれている。1,000人達成も目前だ。
とはいえ、faamもこれからユーザーの集客にはいままで以上に力を入れて行こうと思っている。それも、リアルでの集客。もちろん、SEO対策やブログなどに代表されるネットを使った方法も試してみようとは思っている。でも、一番効果があるのは意外なことにリアルでの集客だ。
方法はといえば、いたってシンプル。faamに登録してくれているアーティストのライブに出かけて行って、ファンにfaamへの登録を呼びかけるだけ。そのためのチラシも作成済みだ。CDサイズの見開き6ページで、なかなかの出来栄え。あとは、これを会場でファンに渡しまくる。
実はこの方法、効果があることは去年の年末に実験済み。あるアーティストのライブでチラシを配ったところ、次の日からファンが続々faamにユーザー登録してくれるという現象が起きた。地味ではあるものの、確実に効果が期待できる方法だ。
ということで、ここしばらくはアーティストのライブに顔を出しては、チラシを配りまくるという日が続くことになる。場合によっては、ライブの”はしご”なんてことも珍しくない。でも、できるだけ多くのライブに足を運ぶことが、確実にユーザーが増えることにつながるわけだから、これは嬉しい悲鳴というやつだ。
コンシュマー向けのSNSのほとんどは、会員数が集まらないことで閉鎖に追い込まれていくはず。SNSを運営していく際の、最大の課題だともいえる。SEOやブログをはじめとしたWeb 2.0に頼るのもいいけど、リアルでの集客方法も検討してみたほうが絶対にいい!
人間の力って、思っているより凄いですよ。