Web 2.0がオヤジにウケル理由
これは、私の周囲だけの現象なのかもしれないんですが、Web 2.0ってオヤジにウケている気がしませんか?もちろん私もその一人なんですが、オヤジが熱くWeb 2.0を語っている光景が意外に目立ちます。それに、ことWeb 2.0に関しては、オヤジの方が勉強熱心だし。。。
これは私の勝手な想像なんですが、Web 2.0のオルタナティブなところが、オヤジにウケているんじゃないかなと思うんです。本来よく比較の対象にされるWeb 1.0ですが、何となくWeb1.0と比較してみても意味がないような気がします。むしろ、今まで組織にはびこってきた古い慣習やビジネスのあり方に代わる、オルタナティブな思想として、Web 2.0を捉えるべきなんじゃないかなと最近思っています。実際、私は何となくWeb 2.0に、カウンターカルチャー的な匂いを感じてしまうんです。
1967年頃、泥沼化するベトナム戦争に反抗するカタチで、「サマー・オブ・ラブ」というムーブメントが生まれました。ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンなどがその担い手として注目を浴びることになった一連の社会現象は、まさしくカウンターカルチャーとして生まれたものであり、既存のどうにもならない閉塞感でいっぱいの社会に代わる、オルタナティブな思想としての意味合いがあったことは間違いがありません。ロンドンに登場したモッズだって、十分オルタナティブな匂いがします。
もう少し最近では、ニルヴァーナのカート・コバーンがそうです。1994年4月にピストル自殺で亡くなってから10年以上も経つというのに、オルタナティブ・ロックのカリスマとして熱い支持を集めています。
今のオヤジは、このようなオルタナティブな文化で育ってきた世代です。カウンターカルチャー的な匂いがするものに然と惹かれてしまう習性をもっています。そしてWeb 2.0も、従来までのメインストリームとして君臨してきた古い体質の組織や仕事の進め方に対する、オルターナティブな意味合いを含んでいます。だから、Web 2.0はオヤジにウケているんじゃないでしょうか。
って、勝手に想像をふくらましてしてしまった。。。