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正確に200グラムの力で歯磨きしていますか?

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「歯ブラシがすぐボロボロになっちゃうのよ」

妻の言葉がキッカケでした。

見ると確かに2週間しか使っていないにも関わらずボロボロで毛先が広がってしまっています。
まるで靴磨きでもした後みたいです。

妻の口の中は、ムシ歯はありませんが歯グキが下がり気味で歯の根が露出している部分が散見されました。

明らかに歯磨きの手に力がかかりすぎ。
歯磨き指導が必要です。

歯磨きの適切な力は150~200グラムです。
これは私たち歯科医師が学生時代に習う知識です。
力を入れ過ぎると歯、歯グキを傷めます。

ところで150~200グラムって、どのくらいの力かわかりますでしょうか?

もちろんワタクシのように特別な訓練を受けたスーパードクターならば ......。

わかりません。

失礼しました。

私は特別な訓練など受けていませんしスーパードクターでもありません。

歯ブラシをバッと出されて「さあ、200グラムの力とは、どのくらいか」と聞かれても答えるのは不可能です。

常に200グラムの力を正確に維持しながら歯磨きができる歯科医師や歯科衛生士がいたら教わりたいくらいです。

しかし特別な訓練など受けずとも、スーパードクターでなくても、200グラムの強さが簡単にわかる歯ブラシがあります。

歯科医師が特定の物品について推奨する話を公に書いてしまうと薬機法違反となるので商品名は書けないのですが、この歯ブラシは200グラム以上の力を加えたとき柄から"カチッ"と音がしてブラッシングの力の入れすぎを防いでくれる構造になっています。

また強すぎる力を逃がしてくれる、しなるハンドル形態が特長の歯ブラシもあります。

これらの機能によって適切な力で磨けるようになります。

当院で取り扱いをしていますが薬局や大きいスーパーでも売られていました。

妻にその歯ブラシを使って磨いてもらったところ歯ブラシの状況が改善しました。

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ちなみに当院は保険治療で入れ歯の修理に力を入れている歯科医院ですが、残っている歯を健康に保つための歯周(歯グキ)治療も一生懸命に取り組んでいます。

基本治療として歯グキの検査を行います。

プローブという1ミリ刻みの目盛りのついた細い棒を歯と歯グキの境目に入れて歯周ポケットの深さを測る歯周基本検査です。

このプローブを歯周ポケットに入れて測定するプロービングにも適切な力の入れ具合が指定されています。

20~25グラムです。

ところが歯ブラシと同様に、20~25グラムの圧力ですが、歯科医でも感覚的にわからないのです。

ですがこちらも便利なプローブがあります。

これは一般の方への販売はしていないのでご紹介させていただきます。

ポケットプローブ コンタクトプローブ COー9
https://www.ci-medical.com/dental/catalog_item/80130189

コンタクトプローブ.png

写真ではわかりにくいかもしれませんが、コンタクトポイントに接触したときの圧力が20グラムになるよう設計されています。

この構造なら適正なプロービング圧が確認でき、数値のバラツキもなく、より正確な歯周ポケットの測定が可能になります。

歯ブラシと同じくこのコンタクトプローブを使えば、スーパードクターでなくとも、また特別な訓練など受けずとも、20グラムの圧力が正確にわかります。

当院は今後も高額な治療機器を購入して、設備に投資した分を回収するために高額治療を施術するようなことはせず、安価で手に入るこれらの便利な物を用いて保険治療で患者さんに貢献していきます。

https://www.ireba-ito.com/→いとう歯科医院

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