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入れ歯のザラザラした面を磨いたら、舌の傷が治った症例

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口の中を見せていただくと、舌の側面に5ミリほどの口内炎のような丸い傷ができていました。
かなり痛そうです。これは明らかに入れ歯が原因。

「痛くて食べられないのよ」
と訴える84歳のIさん(女性)はしゃべるのもつらそうです。

入れ歯をみせていただくと、よく手入れされています。

汚れもなく咬み合わせもピッタリ。
何度か調整もされたのでしょうか、入れ歯のウラを張り替えてあわせる治療も行っています。

入れ歯の気になる部分をよく調べてみると、フチの部分がわずかにザラザラしているようです。

指で触れてもわかりませんが舌の感覚はとても敏感。
それが舌の負担になっていることはよくあります。

入れ歯の調整はいじりすぎないことがとても大事。

今回は大胆な加工はしません。
もっと繊細な微調整で改善できそうです。

そこでIさんの舌を傷つけている可能性がある、ほんのわずかなザラザラを研磨してみることにしました。

キレイに磨かれたピカピカの入れ歯を入れると
「あっ痛みが取れた」
とIさんはとても嬉しそうな顔になりました。

わずか10分で調子が激変。
ほんの少しのことで入れ歯は見違えるほど良くなります。

後日わざわざご報告に来てくださったIさんは
「おかげで食事がとても美味しくいただけます」
と笑顔でおっしゃってくださいました。

今回行なったIさんの入れ歯の調整をする治療は保険適応1割負担で約1,000円でした(治療費は症状により個人差があります)。

https://www.ireba-ito.com/→いとう歯科医院

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