補強床を入れて、割れにくい総入れ歯を保険治療で作製した症例
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「もうダメですかね~」
半年ぶりの来院は70代男性のHさん。
上下とも総入れ歯のHさんは立派な体格で入れ歯の調子も順調で何でも食べられます。
しかし過大な力が加わるせいか、上の入れ歯がよく壊れます。
すっかり慣れっこのHさんの表情に悲壮感みたいなものはありませんが今回の入れ歯も3代目です。
そこで今回は入れ歯にひと工夫しました。
それは金属プレート「補強床」を、上あごを覆う広い部分に埋め込むというもの。
多くの歯科医院で壊れない入れ歯としてよく勧められるのは30万円~という高額で作られる自費治療の「金属床入れ歯」です。
いかにも優れているかのように宣伝されてますが金属がむき出しの金属床は、痛くても削れない、修理できない、安定剤を貼り足して合わせられないなどナイナイづくしのデメリット、トラブルが多い入れ歯です。
それと比べてこの「補強床の埋め込み」なら数十万円などかけなくても保険治療の範囲で十分な強度を持たせられます。
プラスチックで完全に金属部分を埋め込むので後から調整、修理、貼り足しも自由自在。メリットの多い治療法です。
Hさんのアゴの状況や咬み合わせなどは安定しています。
補強床の埋め込んだ新しい入れ歯もよく合いました。
これなら安心して長く使えます。
※保険治療でできる「ビス補強床」http://www.bis-chem.co.jp/hokyosho/
今回行なったHさんの入れ歯を作製する治療は保険適応2割負担で総額約9,000円でした(治療費は症状により個人差があります)。
https://www.ireba-ito.com/→いとう歯科医院
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