入れ歯を張り替えて使い心地を良くしました
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それは去年の春のことでした。
病室に家族が呼ばれたんです。
人工呼吸器を用いても脳に酸素が行き渡らず一時は危篤状態にまでなりました。
「あとは本人の体力次第です」と医師から言われたときは、家族も覚悟したと言っていました。
今年80歳になるKさん(女性)はその後、奇跡的に回復して無事退院。
元気な笑顔で入れ歯の調整にいらしてくれました。
Kさんは私の祖父が作った入れ歯を20年以上使い続けています。
これまでずっと修理と調整をしながら入れ歯と上手に付き合ってきました。
歯ぐきは変化するので何年か経つと食事のときにはずれやすくなります。
入れ歯のウラを薄く張り替えて歯ぐきの形にピタッとあわせるだけで使い心地は格段とよくなります。
「今回は大変な病気でしたが、普段の食事を美味しくいただけるおかげだと思っています。きちんと栄養をとり続けることができたのでしょうね。先生が調整してくれた入れ歯が体力を与えてくれたんですね」と大変よろこんでくださいました。
「ここまで歩いて来られるくらい元気で生きていることに感謝しているんですよ」
そうおっしゃられたとき、私の目は嬉しくてウルウルしてきました。
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