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「入れ歯専門の歯医者」が実際の症例と治療、治療に対する考え方を紹介する記事を中心に書いていきます。

食事の時に入れ歯と歯ぐきの間に物が挟まる症状を、入れ歯の張り替えで治しました。

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70代のYさん(女性)は今年も同窓会を楽しみにしていました。
ところが家で食事をするたびに気が重くなってきました。
食べ物が入れ歯と歯ぐきの間に入るのが気になって仕方がないのです。
だれもいなければ外して洗うこともできますが人前では外すこともようじを使うことも出来ません。
数週間前から気になりだして徐々にひどくなっていました。
このままでは友達を前に話すのも億劫です。
ただ痛みはないのでこれくらいガマンするしかないのかなとあきらめていました。

来院したYさんは遠慮がちに症状を説明してくださいました。
これは特別なことではなく入れ歯と歯ぐきの間に食べ物がはさまる症状はしばしば見られます。

痛みの出る症状と比べると緊急性が低いので、こんなことで来院していいのかと思っている方が多いです。
質問すると実はガマンしていたということもよくあります。
歯ぐきが時間とともに変化して入れ歯と合わなくなり、噛むたびに入れ歯が浮き上がるのが原因です。
治療としては入れ歯のウラを張り替えて歯ぐきと合わせます。
簡単な治療で悩みは解消できます。
後日にいらしたYさんは食事もおいしくて楽しい同窓会だったと報告してくださいました。

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