Twitterに投稿するときに、法律的に注意すべき2つのポイント
140文字の投稿で、人生が変わってしまう!?
140文字に全てをかけるSNSであるTwitter。「~なう」に代表されるように、今の感情をストレートに表現する特徴があります。私、明治大学で教鞭を執っていますが、今の大学生は、facebookよりも、断然Twitterをやっている数が多いです。
そんな、Twitterですが、法的に見て、利用するときに気を付けるポイントはあるのでしょうか。
前回のfacebook編に続き、本日はTwitter編です。
名誉毀損的表現には注意...
「ペヤング騒動」や「ぼったくり居酒屋」の発端となったのは、一人のTwitterの投稿からでした。
それほど、Twitterの拡散力は、凄まじいものがあります。そして、140文字という制約がある分、短いフレーズで、その場の感情を投稿してしまうことも多いと思います。
そこで注意すべきなのが、自分の投稿が、誰かの名誉を毀損してしまう可能性について。
名誉毀損とは、他人(企業)の社会的評価を低下させる行為。名誉毀損をすると、民事上の損害賠償や刑事上の罰則もあるので、注意が必要です。
参考ブログ:口コミサイトに投稿する際に気を付けるべき3つのポイント
プライバシー侵害
そして、Twitterで、よく問題になるのが...他人のプライバシーを明かしてしまう行為。
例えば、「スポーツ選手●●とモデルの◎◎が、二人で来店中なう」みたいな投稿です。
これは、個人のプライバシーを侵害する行為なので、損害賠償が請求されかねない問題です。
さらに、この投稿で問題となるのは、ホテルや店舗の従業員が、そのまま有名人のプライベートを目撃し、そのままツイートしてしまう行為。投稿した本人が問題なのは当然ですが、企業としても、信用を揺るがしかねない大問題に発展します。
企業としても、ソーシャルメディアの使い方について、ソーシャルメディアポリシーの策定やソーシャルメディアの使い方について、従業員に周知徹底していく必要があるのです。
Twitterは便利...でも、ルールは守って
このように、Twitterは、そのときのストレートな感情がつぶやきやすいメディアです。
その意味で面白い反面、リスクもある...。
そんなTwitterの特徴を押さえて、楽しいTwitterライフを送りましょう!