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ラオスに建設中の高速鉄道

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ちょうど5年前(2016)6月のラオス ビエンチャン首都郊外、高速鉄道の起工式記念碑。
中国ラオス高速鉄道、ラオス中国高速鉄道などと呼ばれています。

当時は、本当に建設が始まるかも怪しいと言われたりしてました。この場所は政府関係者も限られた人しか知らず、日本のラオス研究者の皆さんもわからないとおっしゃってました。
そこを頑張って探索して発見❗️

それから5年、工事は着実に進んでいる模様です。
ルートは、ビエンチャン首都から北へ、観光地で有名なバンビエン、ルアンパバーンを経て、中国国境へ。中国側と接続され雲南省昆明につながります。


計画では今年の年末に完工予定。
開通すると、ラオス 中部から北部、中国雲南までの交通が激変します。

この高速鉄道、当初は本当にできるんだろうか?と言われ、コロナ禍で遅れも心配されましたが、今のところ順調に進捗しているようです。中国との貿易の拡大にも期待が集まっています。

とはいえ、中国だけではなく、ビエンチャンから南向き、タイへの延伸の話もあり、接続されればインドシナ縦貫高速鉄道が実現します。

また、ラオス中部から南部にかけてタイとの国境(メコン川に沿って)を南北につなぐ鉄道の調査も始まったそうです。

ラオスにはこれまで鉄道駅はひとつだけ(タイとラオスを結ぶ2駅だけの線路のラオス側)でしたが、これから充実していきそうです。


コロナ以後、大きなニュースがどうしても感染動向やロックダウンなどに伴う経済への影響など、少々わくわく感が少なくなっているのですが、アフターコロナに向けて、着実に前進していると思います。

さて、この石碑、この写真を撮ったしばらく後に、どういうわけか誰かに破壊されたそうです。

なので、ちょっと貴重な写真をご紹介ということで。




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