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情報格差などがもたらす情報社会の問題について考える

2011年の情報社会について

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2010年はソーシャルメディアがスマートフォンに牽引された格好で、ソーシャルメディア上のコンテンツ量が爆発的に増加した年であった。そういった意味で、2010年はソーシャルメディアの普及期であったと言える。

しかしながら、一部の情報リテラシーの高い人だけが、意味のある情報をPUSH/PULLできている状態であって、情報格差は広がる一方であった。多くの人は、ただ何となく日常の思った事をつぶやいているだけで終わっている。問題意識をぶつけて、そこから新しい価値観を生み出したりするところまでは行っていないのが現状である。

2011年は、ソーシャルメディアを活用するスマートフォン用アプリが充実すると考えられる。このアプリは、クラウド上で分析を行うサービス形態になるだろう。

現状では、以下のようにRTやフォロー関係などから、影響力を測定する分析アプリがあるが、

★13項目の数字データやグラフからTwitterでの影響力がわかるアプリ「Twitter分析 〜自分の影響力がわかる〜」

今後は、以下のアプリが出てくるだろう。

(1) 関連するストリームを検索
Googleのリアルタイム検索は、一つのTweetしか検索できないが、ストリームは、一連のTweetsをまとめたものだ。ストリームのイメージは、Togetterのイメージに近い。Togetterは人手で集約するものだが、これを自動的に行うものだ。

(2) おすすめのストリームを検索
現状で近いものは、ふぁぼったーだ。この対象は、一つのTweetだが、これがストリームに拡張されたものだ。さらに、自動的に集約するものだ。

これによりTLが断片的なものではなく、連続した空間となり、また、フォロー範囲を超えた部分のwatchを自動化する事で、更にソーシャルメディアの活用が促進されるだろう。

このようなアプリを使いこなす事で、ある程度情報格差を埋める事は可能になるだろう。ただし、Webもそうであるが、検索のコツなどのリテラシーが身に付いていないと、情報格差を自力で埋める事はできない事に注意してほしい。

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