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外資系マーケ担当としてのクロスカルチャーな仕事と日常

ここまで来たか!映画の日本語翻訳

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私は週に3-5本映画を観ます。
映画館に行く時間は中々ないので、主に自宅での鑑賞です。
先週は「白バラの祈り」、「タブロイド」、「カーズ」の3本を観ました。

「カーズ」はピクサー制作のCGアニメーションです。
当然オリジナル言語は英語なのですが、作中の所々に日本語が散りばめられていたのです。
最初は気のせいかな?と思っていたのですが、優勝カップが写るシーンでは漢字で「優勝」と書いてあったり、新聞記事が大写しになるシーンでも「ホーネット」とカタカナで書いてあったり・・・。
こんな風にわざわざ作画の一部を変更してある作品を見るのは初めてだったので、大変驚きました。

多くの映画で、建物の名称や表札、手紙や本などがパッと映されるシーンがあり、それが作中の進行に大事な役割を示す時があります。
「オリジナル言語&日本語字幕」で観ている場合、通常は字幕で訳出されるのですが、本作ではわざわざ作画を日本語化しているのです。
スゴイ!とは思うのですが、来日中の外国の方々にはちょっと気の毒な気もします。
大事な情報が日本語化されて読めないのですから。

今回の日本語化は配給のディズニーの戦略なのではないか?と思っているのですが、他国ではどうなのでしょう?
ご存知の方いらしたら、ぜひ教えてください。

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