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「アベノミクス」って要するに何だっけ? - rosso -

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そう、「アベノミクス」に代表されるようなカタカナ(アルファベットも含め)新語は、あまた世の中に溢れていて、これはすなわちシンプルに物事を表現しているのか、或いは本質をうやむやにしてブラックボックス化しようとしていているのか良く分からないものであって、僕なんかはヘナヘナしちゃう訳ですが、皆さんはどうなんでしょう?

けれど、この手のカタカナ新語はIT業界なんかが最も十八番とする領域であって、この業界に身を置く自分ですらなんだこりゃ?と思いながら数週間もすればしたり顔で使っちゃう、なんてことが良くあるわけで。

「アベノミクス」は現安倍政権が掲げる「3本の矢」といわれる、主要政策の骨子を含めた諸々の経済政策のことな訳だけれど、例えばIT業界で言えば「クラウド」「SaaS」「ビッグデータ」「エバンジェリスト」「SNS」「スマホ」・・・あがががががが、ってすでに市民権を得た感のある言葉も加えてもう、ついていくのが阿呆のような気がしてくるほど。

僕が思うに、

「クラウド」なんて「仮想化技術を取り入れた汎用機型のシステム」なんで汎用機でいいじゃん。

「SaaS」は「ASP」でいいじゃん。ASPは顧客ごとに単一サーバで動かしてますなんてASPが出てきた時にそんな定義なかったじゃん。

ビッグデータはDWH、BIの技術、概念が従来に比して大量になったデータを分析するってことなんだからDWHでもBIでもいいじゃん。

いいじゃん、いーじゃん。なんて。

逆に、この手の言葉を生み出す方も、なんとも大変なことよ、なんて苦労をねぎらいたくなる位です。ゴクロウサマです。

で、この「生み出される」というのがポイントであって、これらは間違いなく意図的に作られている、或いは偶然に表現した言葉を意図的に流布しているものだと思うのです。すなわちマーケター達が従来のサービスとの差別化を「表現」するためにせっせと広めているということ。

これすなわち、資本や利害が裏返しで存在するということ。

これに対して、僕らは「クラウド」でも「アベノミクス」でもいいのだけれど、どのように差別化されているか?ということを理解しなければならないのだけれど、得てして(当然僕も)新語の持つあいまいなイメージを捉えようとしがちである。

けれど、僕だってこれら全てを否定しようとは思わない。技術は新しく進歩するわけだし、政治であれば政権理念が異なるのだから、今までにない言葉で代替してそれを表現したくなる行為は当然と言えば当然だから。

だから、新語はそれはそれで受け入れていけば良い。(出始めの頃に使うと軽薄な感じはするけれど・・・)

注意すべきは、曖昧に表現されることで用いられがちな詭弁や錯誤の類に気をつければ良いのだと思う。例えば『クラウド化時代なのだから当社もクラウドサービスに参入せねばっ!』みたいな、安直で中身の無いスローガンとかを打ち立てないようにするとか、そういったことです。

<了>

-正林 俊介-


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