【これが企画部門、経営戦略部門の要求スキル!配属希望の方必見!】
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皆様こんにちは。鈴与シンワート株式会社の正林です。
「企画部門」。華やかに見えるらしいこの部門への配属を夢見る方、多いのではないでしょうか(特に若い方)?
当社でも新入社員なんかは配属希望で人気のある部門なのであります。
自分は「企画推進室 事業企画担当」部門の上席課長であり、子会社であるGBR株式会社の「社長室」の室長をも兼務しているのであります。だからしてこの手の部門の業務なんかを紹介しつつ、配属希望されている方の少しでも参考になればと筆をとるものであります。
例えば、自分が行う仕事を差し支えない範囲で言えば
① 新規事業の企画を行う
>「調査→分析→仮説設定→収支計画→企画書作成→上申・提案」というプロセスを踏むわけでありまするが、まず最初に「ほほう、やったるかい」って着手する「調査」からして何らかの「予算」を取らねばならぬ。
であるからして、その旨を上申する。書式・フォーマットに則って書類を作る。これ回しただけでは、決して通らないものであるから、一緒に担当役員、社長にご説明にあがる。一回くらいは最低差し戻されるので何往復かせねばならぬ。ぐぬぬっ、でも頑張っちゃて何とか通るとする。
次はどういった調査が妥当か具体的に落としていかねばならない。ある程度あてはつけつつも、具体的に外注するかなどは当然選定しなければならない。大体からして、「新規事業」というだけあって新しい取り組みなので、誰も何も教えてくれない。コンセンサスも無い。予算投入するなら自己責任である。
自分は大体こういう企画をするときは、失敗したら自分で投資分を弁済する位のキモチでいるので判断を間違うと大変である。
まあ、こんな苦悩しつつ、調査を行う、分析する。
そして、ようやく新しい事業成功するための手法を仮設設定する。当然、これも誰も教えてくれない。
そして、新しいプロジェクトなので誰にも何をしているか言えない。コホン、咳をしてもひとり。・・・(略)
② 事業計画を作る
>例えば、新年度ともなれば新しい組織体制で事業をすすめていくとなれば、組織図から人の采配もドラフトベースを作成する。この手の組織・異動はいろんな社員の方の興味あるところなので「どうなるの?」なんて聞かれる。しかし、貝にならねばならぬ。酒席などでポロリと言ってしまうなんてことも許されぬ。
自分は元来、明るく楽しく騒いで酒席に臨みたいヒトではあるけれど、余計なこと言わぬように、なんとなくだんまりしてしまうのである。
③ 全社数字のまとめをする
>新しいことばかりでなく、現状のビジネスに関してのモニタリングも「経営管理」としての職務であるからして取締役会から事業部門の長が集まる会議体の資料をつくらねばならぬ。会議体によって当然意義が違うからして書式に則ってそれらを作成する。
④ M&Aをする
>ディールのプロセスは当然ながら、買収後の運用なども詰めていかねばならぬ。就業規則から経理規定、コンプライアンスなど規定のマッチングをして差分を洗い出す。全体としての整合性を考慮しながら、規定・ルールを整備する。
買収すれば、役員も派遣するからして会社の定款変更をせねばならぬ。定款変更には取締役会、株主総会、臨時取締役会といった法令で定められたプロセスがあるのでそれぞれの準備をする。
その他にも、もっとも適切な会計上の処理方法を検討する。親会社との連携、報告などもある。
⑤ ディスられることも
・・・
あぱぱぱ、要するに幅広く、色んな部門と連携しつつ、少なくとも会話が成り立つための様々な業務の知識・見聞を有して、プロジェクトをハンドリング出来るスキルに加えて、報告書・稟議書などいっぱい書いて、孤独に耐えることが出来ることが必要である。
会議だって、自分が最も多いメンバーは社長以下、取締役以上の方との会議が半数以上である。社内外を問わず。たいていが、自分が一番若造である。丁稚である。
さあ、これらのスキルを磨いて企画マンになろー!!!
<了>
-正林 俊介-
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