【その緊張感を忘れずに、そしていつまでも成長し変化を】-新入社員の皆様へ-
皆様こんにちわ。鈴与シンワート株式会社の正林です。
4月2日。この日から社会人生活をスタートされる方も多いと思います。そんな新社会人の皆様おめでとうございます。新たな門出、フィールドで存分に力を発揮いただけるよう、心から応援させていただきます。
私もこの時期、新入社員の皆様の前でお話をする機会多いのですが、最初のご挨拶に
「当社のスーパーエースの正林です。」
という自己紹介をさせていただいたりしています。もちろん冗談で云っているわけですが、笑う方はほとんど居ません。
これが2年目にもなれば、ドッと場が沸いたりするのですが、これは新入社員の皆さんが新たなスタート、環境の中で緊張感をもってその場に臨んでいるからと思います。
少し偉そうかもしれませんが、今、この気持ちを忘れないください。
期待や希望、不安に向かい合いあっている今のモチベーション。これを大切にして欲しいし、仕事を続けていく上で、このような緊張感は段々と薄れていくでしょう。これは仕事になれてきている、ということで良いことではあるけれど、今の「初心」を思い出すことは難しくなっていくはずです。
そして同時に常に向上心を忘れないで、仕事に向き合ってください。
私が社会人になるときに、尊敬する経営者の方からいただいた言葉を紹介します。
「年年歳歳花相似歳歳年年人不同」
これは、劉廷芝(りゅうていし)という中国唐時代の詩人の詠んだ詩の一説です。
意味に関しては、細かな解釈の違いはあるようですが、私はこの言葉をいただいた社長の解釈を正として理解することにしています。
-毎年同じように咲き誇る花も似ているようで、異なる花を咲かせている。花ですらそうなのだから人も年々同じでいてはならない-
私は、学生の時にとある料亭でこの言葉をいただきました。女将さんに筆を取らせていわゆるトイレの「ちり紙」に綴っていただいたのです。「こういうくさい台詞は便所の紙が一番いいんだよ」といいながら。
私は社会人になってからこの紙を、ずっと肌身離さず持っています。そして、この言葉の重みを時折かみ締めています。
成長や変化に積極的にチャレンジして、精一杯仕事に真剣に向き合って欲しい、そんな思いを老婆心ながら贈らせていただきます。
<了>
-正林 俊介-
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