【とうきょうスカイツリー駅@誕生!!】-名前というブランディング-
コンニチワ。鈴与シンワート株式会社のマサバヤシです。
先週末に「業平橋駅」が「とうきょうスカイツリー駅」へと名前が変わりました。
我が家からも「東京スカイツリー」が展望できることもあり、興味深く見ていたわけですが。まぁ、何かを変えるときというのは賛否両論、色々とありますなー。因みに私は賛成、肯定派でございます。
だって爆発的経済力のポテンシャルある資源を目の前にして「利用者が分かり易い」インフラを整えるのは当然のこと。
なんだか「在原業平」まで引き合いに出して懐古される意見もあったようですが、それが交通機関であるインフラの名前を変えることと自分の思考はどうやっても一致しない。だってさー、ってやめておきます。反感も買いたくないし、脱線気味だし。
でふりかえって「とうきょうスカイツリー駅」という名前。シンプルながら秀逸だと思うのであります。
・実もふたも無く分かり易い
・漢字表記がない
という2点に尽きると思います。
特に漢字表記を使わないネーミングは「いいね!」って思いますよ。実際。
だって例えば、飼っている黒い愛犬がいたとして「クロ」と名づける。決して「黒」とは名づけない(一般的には)。なぜなら、漢字というのはその表記ひとつに色んな意味がまとわりついていて、「黒」なんて名前を犬につけてしまうと、気分的に何か鬱陶しさ煩わしさを感じて本能的に「クロ」と命名する、のだと予想。
「業平橋」という駅名にしても「なりひら橋」という表記であれば、駅名変更にそこまでネガティブな意見は無かったハズだと予想するのである。
という訳で「とうきょうスカイツリー駅」分かり易く、端的な表現でありながら、何か個人の感情的な思い入れだのを一切感じさせない、色のつかない、ひらがなでの「とうきょう」。
これが秀逸であると感じる所以。
意図したかどうかは別にして「やるなー」と思った自分。
名前にはそのブランドやロイヤリティが必然的について廻るもの。これに、不特定多数をターゲットにした商材に対して、誰にでもフラットに受け入れられるための名前だったらこうでなきゃぁ!と感心至極なのでした。
※参考 花村満月「ゲルマニウムの夜」
<了>
-正林 俊介-
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