【顧客が負担するランニングコスト2億円を5%削減しながら、毎年20%マージンを取るスキームを考えた】-ノンフィクション物語-
コンニチワ。鈴与シンワート株式会社の正林です。
去年の今頃まで自分は起業しようとしていました。1stユーザーも決定し、資金調達も概ね見えてスタートを待つばかり。というところまで進めたプラン。当時の関係者の方に了承もいただけたので、その内容を赤裸々に公開しちゃいます。
当時の私は、ひとつの現職の中でひとつビジネスを立ち会げながら「ここまで自分でやるなら独立しちゃえ」ってごたごたしておりました。
結局、そのビジネスは色んな理由があって、実行を思いとどまって現職に留まっているわけですが。私の周辺で詳細も知らずに、勝手なことを云われるのでこの際OPENにしちゃうぜ、シェアしちゃうぜーってなことを思い立ったわけです。
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私が幸運でもあり、踏み切れなかった理由のひとつでもあるですが起業を決めたとき、自分のコネクションを最大限活用して様々な方とお話させていただきました。
そして、プラン段階から1stユーザーとして、日本の流通界を代表する企業経営者の方から「乗った」という話をいただいたのでした。
それは、私が組織管理、人事・給与業務関連のシステム或いはアウトソーシング事業に関わっていたため思いついた、「給与振込」という現金の移動をうまくビジネススキームとして構築できないか?ということでした。
給与業務関連のサービスの一般的なスキームと新しいビジネスの狙いとして下記のように考えていました。
で、この「ランニングコストを究極的には0円にする」というスキームを実現するために考えたのが、下記のような第3の
プレイヤーとの協業関係構築。
このスキームでお金の流れを変えることで、各社の関係性が下記のようになると考えたのです。
ここまできて「何だよー」と思われるかも知れませんが、このスキームは下記の理由でボツとなったのでした。
ただし、考え方としてこのフレームを用いたサービスを血反吐をはく思いで考えて、先に挙げた企業様から「乗る!」との言葉をいただいたのでした。
上記に、もう一ひねりです。どなたか思いつたら実行されてみてはいかがでしょうか。
実際、これ簡単に書いてますが屈辱的な思いや理解していただくための行動、説得、実利の提示。相当気合が入った方でないと出来ないと思います。めちゃめちゃなリスクも取らなければならないですし。
で、こんなことを進めながら、弁護士の方に「企業に雇用されながらこのようなことをして訴訟などのリスクはあるのか」「起業した後の訴訟リスクは」など細かいことまで周到に準備しておりました。
今回、いつもの倍以上時間をかけてしまったので今日はこの辺で。
そして当時、吐き気を催すほどにきつかったことを思い出したのもあり、ちょっとしまらない感じではありますが。息切れ気味で終稿にしたいと思います。
反響あれば、私はなぜ起業しなかったのか?をご紹介させていただきます。
<了>
-正林 俊介-
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