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【チーズを担保にお金を借りる!?】-イタリアの文化と欧州危機の相関関係について考えた-

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皆様こんにちわ。鈴与シンワート株式会社の正林です。

先日、飛行機での移動中に見ていたテレビ放送にて、イタリアの食文化などを紹介するという内容のものがあり、なんという意図も無くぼんやりと見ていたわけです。その中で

「イタリアではチーズを担保にして銀行から融資をもらえる」

という、ユニークな文化、慣習を紹介していました。
「パルミジャーノ・レッジャーノ」という丸太のような大きなチーズで、高級なものについてはオークションにかけられ数百マンなんて値段がつくものもあるという。うぐぐぐあがが。たかがチーズ。されどチーズ。
私もこのチーズ。色々な食べ方がありますが、このチーズの上で熱いリゾットを攪拌してチーズリゾットとする料理を食したこともあり、非常に美味。スキなものである。LOVEである。

で、この「チーズを担保にした融資」ってエピソードを受けて皆サマ何を感じられますか?ワタクシはと申しますと

● 文化としてはユニークで面白く、イタリアのおおらかなな国柄やチーズというものに価値を置く歴史的背景などに思いをはせる。

という前向きな思いと

● チーズが現金の担保として融資を今も受けられるという事実に、おそらく付きまとうと想像する不正や資産価値としての不安定性を容認する文化が今も尚、生きているということへの驚き。

という、どちらかというと後ろ向きな思いが共に沸いたのであります。

今、欧州では「2010年欧州ソブリン危機」の影響が未だ続いており、その最大の注目国であるギリシヤについては長期国債の利回りは20%を超えるという異常事態である。ものすごく乱暴にいいますが債務のほとんどを帳消しにしてその上で、低金利の貸付に乗り換える。こういった特別措置を踏まえて尚、デフォルト(債務不履行)のリスクを有している。

「利回り20%っ!?」

絶句モノである。
これはギリシア1国の話ではなく、ポルトガル、スペイン、イタリアなどの国がここまでの破綻ぶりではないものの、財政的に厳しい状況に陥っているという現実。

ムムム。そしてここからは、勝手な予想、想像、妄想コーナーです。

振り返って先のチーズの話。文化としてはステキなものであるけれど、資産評価に関してよく言えばおおらか、悪く言えば甘い、と思ったのであります。金融運用に関して、地中海周辺の欧州諸国の文化的な部分が今回の危機の根本的な原因なのかも、なんて。

ちなみに、北欧の長期国債金利は非常に安定している。こんな状況をみても、やはりそんな想像をしてしまったのです。

<了>

-正林 俊介-



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