【クラウドとかソーシャルとか】-キーワードでは最適化は実現しない-
コンニチワ。鈴与シンワート株式会社のマサバヤシです。
IT関連のニュース、実際の各企業様のサービスもクラウド・シフトが隆盛を極めていますね。猫も杓子もくらうどくらうど、って。。
そう云いながらワタクシも「クラウド」をテーマにした取材をしていただいたりしているわけですが。
■本文■
SIサービスからクラウドへ。BPOへ。ソーシャル時代へ。グローバル化へ。
様々なキャッチが世の中に溢れている訳ですが、次々に登場するキーワードを追いかけるのでアップアップ。サービス選定される利用者たる顧客の皆サマは迷うばかりだったりしないかと、老婆心ながら思う次第です。
だって「クラウド」という概念自体も既にITリソースの提供の概念を超えて「業務クラウド」「ヒューマンクラウド」など、よりパーソナルな部分に近いところにまで、その言葉が包含する範囲は広く捕らえられてきてたりして。
なんのコッチャとワタクシも最初は思いましたよ。勉強不足を恥じることなく。厚顔なワタクシは。
※本稿は「クラウド」「ソーシャル」「SI」「BPO」そういった個別のサービスを否定するものでもなく、優劣を定義するものでもありません。誤解なきよう、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
でも、顧客がサービスを選定するとき、それは「実事業に効果のある」「役に立つ」ものであれば良いわけで、目的が達成されるなり課題を解決できるなりの効果が認められれば詰まるところ何だってイーわけです。
クラウド、ソーシャル、SI、BPO、みんなサービス提供側が定義した或いは冠した名称なのですから。モチロン本来的には学術的な統計的な分析や評価の中で、用いられている技術や技法、サービスや市場分類をしていく中で必然的に生まれてくる言葉であるわけですが。。
でも、それでも、だとしても分類のハナシであって、「コノ分類が正しい!」「イケテル!」っていうのはやっぱりサービス提供側のロジックですよね。
私自身、企画の人間として常に肝に銘じているのは、「キーワードを盛り込んで自己満足しない」ってことでしょうか。
例えば「クラウド・サービス」であればITリソースを提供するだけの企画・計画にならないように細心の注意をはらっています。そうでなければ、いずれ企画の中で意図するところが「顧客のためのサービス」から「自己がリーチできる範囲のサービス」の企画に留まってしまうという危機感があるからです。
そして、実際コノ1年でクラウド・コンピューティングをベースにした企画書を数本起こしました。
クラウドサービス市場の拡大は様々な調査から実証されているところではありますが、それが今の用意された或いは考えられているサービスで拡張していくとは限らないでしょう。
やはり、お客様に対して「どのような価値提供ができるのか」という本質に真剣に真摯に向き合って初めて、「クラウド」ビジネスの成功を勝ち取れるののです。
IT業界のスタンダードは変化が早く、「クラウド」がいつまで注目されるものなのか、2,3年後ですら未知数だと思うこのライフサイクルの中、流行に流されない確固たる芯のあるモノを作り出したい。なんて思いながら企画業務にいそしんでいるのであります。
これが実現できれば、クラウドが今の形態と変遷しても、それに変わる新たなスタンダードが現れても、勝ち抜く力が蓄積されていることに違いないのですから。
もちろん、クラウドだけでは無いですYO。冒頭に挙げたキーワード然り。世に溢れる様々なキャッチ達。
所詮、「言葉の分類に過ぎぬ!」そう思うのであります。
※繰り返しますが本稿は「クラウド」等のサービス名称を非難、否定するものではありません。
ご理解賜れますようお願い申し上げます。
■宣誓■
なんかコムズカシイ、理屈っぽくてらしくないなぁ。
「誤字脱字、文法、文書校正の品質は意識しません!」
でも宣言して終稿。
<了>
-正林 俊介-
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