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【視点を変えれば見えること】-石川五右衛門「南禅寺山門の場」より-

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コンニチワ。鈴与シンワート株式会社のマサバヤシです。

これ、今回あらかじめ告白します。他の掲載コラムに修正を加えたMONOです。すなわち転載。モディファイ。
ははーん、ネタがなくなりやがったな。いい加減なことしやがって!ってふむ、それも否定はしませぬヨ。とは云え、率直にこれこのオルタナBLOGで出したいネタだったのですよ。

けれど、エンジニアのキミたち。ワタシ知っているのだよ。よく使うプログラム・ソースを流用しているということを。ゼロベースからのウォーターフォール型の見積をしてその実、作業は効果的にソースを流用しているということを。

けれど、キミたちはきっとこう云うのでしょう「これこそが経験である。ノウハウである。」と。

しかしワタシはそれを責めぬ。何故ならワタシが今やろうとしていることと同義であるからである。これこそワタシにとっての「ノウハウ」である。蓄積した「ネタ」である。フフフ。非難は甘んじて受けましょう。しかし私は目的のために手段は選ばないオトコ。厚顔。恥知らず。

あー、前置き。言い訳永いなぁって。

■本文■


「絶景かな、絶景かな。」

これは、歌舞伎「楼門五三桐」で天下の大泥棒石川五右衛門がのたまう科白廻し。これに

「春の宵は値千両とは、小せえ、小せえ。この五右衛門の目からは、値万両、万々両」

と続くわけですがワタクシ、ピンときましたよ。

「ヨッ石川五右衛門っ!」

って。
ワタクシこう見えて、人事・組織周り或いは企画周りを得意としておりまして、事業分析、マーケット調査・分析をして、組織提案をしたり新規事業の企画をしたりしているわけなんです。
へぇー、ちゃんと仕事してるんじゃん。モチロンですよ。お給料いただいて生活しているんですからっ!こう見えて、礼儀正しい、青年でございますよ。
仕事で見知った方は、実際このギャップにニヤリとして「ふーん、うちの仕事より楽しそうだね。。」なんて云われちゃいそうって、おびえる日々。実際のところ。

あれあれ、いつのまにか脱線している自分を修正、補正。

って、そう、お仕事をしている時など社内やお客様などいろんな関係の中でお互いで、かみ合わない話になることがありますよねー。ねえ。ワタクシも例外ではなくですよ。
モチのロン。特に営業のトキはよくありましたよ。
なんで?どうして?こんなことになっちゃうのYou know?って、難しいことを考えるまでもなく「立場が違うと求めるものも違う」からに他ならぬ。OH!I'm understand it!って
少なくとも、ワタクシのスキルや仕事の品質だけの問題ではありません。でも問題が無いとも云えません。

このような場面は第3者的に見るとヤレヤレ。なんて。思ったりして。

然しながら、先に挙げた営業のトキなどは「業務部門」と「経営者」との思惑にGAPがあったりなんてよくりましたよ。
業務部門の方と密度の濃いヒアリングの機会を頂戴して「イケイケっすよ。がんばりまショー」って担当者の方と良好な関係を構築して提案プレゼンだぜって。迎えた本番。
あれれ、その内容が経営者の方が考える視点と乖離していることに、空気で気づく。あわわ。シナリオと違う展開に修復不可能って、あります。ホントウに。

これ、結構修正できない人もいると思いますよ。実際。商材のデモにカタルシスを感じてしまう人。提案、プレゼンを気持ち良く自分がしゃべれたと充足する人なんかは、ありがちっスよ。
マジです。誰のために・・・ってことより自分の充足感が先行すると陥りがちです。

で、なんだよエラソーニさ!って。
でも、どんなに時間をかけても論理的で優れたことを淀みなく表現できたとしても、ターゲットがぶれていたら提案としては「悪い」ものでしかありません。ないじゃん。

「業務部門」からは業務効率化や利便性向上アプローチになってしかるべきだし、「経営者」はコーポレートステートメントとの同期やビジネス、事業としての有効性が判断基準となるはず。
これは、あったり前のハナシ。
優れた営業マンであれば、双方の視点や考えを理解した上で「本当に最適なもの」を提案するでしょうし業務、経営双方の調整を的確にオペレーションされることでしょう。

ジョブ・パフォーマンスにおける重要なファクターのひとつであるコミュニケーション能力や調整能力って要するに、立場を超えて視点を変えること全体を俯瞰した上で実行する能力のこと。

冒頭の石川五右衛門は、南禅寺の山門の上から満開の桜を俯瞰するわけですが、山門に登って景色を見ることで高い付加価値への気づきを得ることができたんですよ。皆が言うところの、千両どころではない、万両以上の価値があると。

所謂「ハイパフォーマー」の方たちは、同じ仕事に向き合ってもその景色は全く違うものなのでしょう。当然ながらコミュニケーション能力、調整能力にも秀でたものを持っているはずでしょ。だから、俯瞰して視点を変えて付加価値を見出しているんですよ。
絶対に。確信をもっていえますよ。これは。

だからさー、ワタシは最後にこう云うのです。妥協なく仕事に向き合っている全ての「ハイパフォーマー」の皆様へ敬意を込めて。

「よっ、千両役者!」

ってネ。

■宣誓■

なんて綺麗にしまったトコロで

「誤字脱字、文法、文書校正の品質は意識しません!」

てなことで、終稿。

<了>

-正林 俊介-



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