海外のエンドユーザ企業の技術レベル
»
米Liferayのフォーラムに求人広告が載っていた。米DominoピザがLiferayを導入するので、技術者を応募している。日本のエンドユーザ企業との大きな違いは要求している技術力である。
Liferayのソースコードを修正できる人を要求している。海外のエンドユーザ企業は、オープンソースを修正して使う場合が多い。ソフトウエアを修正できることがオープンソースを使う最大のメリットとされているからだ。クロースドソースの製品の場合は、ソフトウエア会社が開発した機能に限定され、利用者が必要とする機能に応えられない場合がある。
オープンソースこそ、エンドユーザを主体としたソフトウエアである。
DeNAのような会社も日本にもあるが、一般的にエンドユーザ企業でオープンソースを修正できる技術者を応募しているところはどれだけあるでしょうか?もっと言うと、日本のIT企業でオープンソースのソースコードを修正できるのはどれだけいるだろうか?
以前、日本のパソコンメーカーは日本の問屋制度があるため、海外の安いパソコンは日本で売られないっと言っていたが、現状からも分かるように、その考えは大きく間違っていた。
同じように、日本のソフトウエア市場も、複雑な下請け制度のために安全だと考えているのは間違いだと思う。特にオープンソースは現在の受注開発よりも安価かつ顧客のニーズにより合ったソフトウエアを短期間で提供できる。今は海外企業にも提供できるオープンソースの技術力を身に付けることが重要であると思っている。
SpecialPR