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裏スパイダーマン=ヴェノムの監督なら、この選択はアタリ!

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  というのも、そもそもヴェノムは「スパイダーマン」キャラ中の"新種"。簡単に言えば、異星の寄生生物が、ピーター・パーカーの憎悪や破壊願望などのダークサイドを吸収し、他の人間に寄生して生まれた"暗黒版スパイダーマン"。

  コミック初登場は1984年というこのシリーズでは新しいキャラで、「スポーン」で知られるトッド・マクファーレンによる過激な凶暴凶悪表現でアメリカでは大人気を博したキャラ。なので、古典キャラ好きの旧「スパイダーマン」シリーズの監督サム・ライミは、このキャラを「好きじゃない」と発言。彼が第3作にこのキャラを登場させたのは本人の意向ではなく、キャラの人気を踏まえたスタジオの強い要望があったからとの噂。だから、かどうか、この映画のヴェノムはファンの支持を得られなかった。

 そこで、ヴェノムが主人公のスピンオフ企画が進行。なかなか具体的な情報が出回らなかったが、先頃発表されたのが監督の名前。これが、スター俳優がひとりも出ていない初監督作を全米初登場第1位に送り込んだ「クロニクル(Chronicle)」の監督ジョシュ・トランク。なんとまだ27歳。ゲーム・オタクらしい。

 この「クロニクル」は、日本ではまだ公開されていず、予告編しか見ていないので推測なのだが、もしもフツーの高校生がスーパーパワーを持ってしまったら、あまりいい事はおきないかも・・・というスーパーヒーロー映画の"新種"。裏スーパーヒーロー映画ともいえそうな作品だ。この監督が、裏スーパーヒーロー、ヴェノムを映画化するとは、なんてナイスな人選! ここからすごく新鮮な何かが始まるかもしれない。そんな予感にワクワクする。

 それにつけても「クロニクル」、絶対日本公開してほしいよなあ。


「クロニクル」予告編
http://www.youtube.com/watch?v=B8LQWi0yjAc


「クロニクル」はここでもご紹介
http://blogs.bizmakoto.jp/hirasawakaoru/entry/4214.html

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