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ハリウッドニュース補完計画13:噂のヴァンパイア映画2作、今度の新機軸は

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「白雪姫」映画が2作製作されると思ったら、今度はヴァンパイア映画が2作進行中との噂が流れている。

 ちなみにヴァンパイア映画といえば、2008年にスタートした女子高生と吸血鬼の恋を描く「トワイライト」シリーズが日本以外の世界中で大ヒット、昨年はパロディ映画「ほぼトワイライト(日本では未公開DVD化)」も作られ、本年はシリーズ第4作が公開になるし、このシリーズのヒットを受けてTVシリーズも「トゥルー・ブラッド」「ヴァンパイア・ダイアリーズ」など類似作が続々製作され、もうヴァンパイアものはおなかいっぱいな感じ。が、やっぱり、やるんですね、ヴァンパイア映画。

 とはいえ、さすがに多少のヒネリはありそう。まず1作目はワーナー・ブラザース製作の「ハーカー」Harker。こちらは、ブラム・ストーカーの原作小説で、ドラキュラ伯爵のための館の購入を依頼された新人弁護士、ジョナサン・ハーカーが主人公。今回のハーカーは弁護士ではなくスコットランドヤードの刑事という説もある。監督はオチありホラー「エスター」のジャウマ・コレット=セラ。「エスター」系のちょっとトンデモなオチがあるストーリーなら楽しそうだが、さて。

 もう1作はフェニックス・ピクチャーズ製作の「豊饒の女神の最後の旅」The Last Voyage of Demeter。Demeterとはギリシャ神話の豊饒の女神。このタイトルからして、ストーリーになにかヒネリがあるのかも? こちらは、ブラム・ストーカーの原作にはチラっとしか出てこない、ドラキュラ伯爵のペンシルヴァニアからロンドンまでの船旅を描くとのこと。伯爵は夜になると棺から出て船員を襲うので、ロンドンに着いた頃には船は無人になっていたわけだが、その船旅の途中での新たなドラマが描かれるらしい。

 こちらの監督として噂になっているのは、30日間夜が続く白夜のアラスカを襲うヴァンパイアを描いた「30デイズ・ナイト」の手腕が買われて、「エクリプス/トワイライト・サーガ」に抜擢された映像派監督デヴィッド・スレイド。しかし、彼が3たびヴァンパイア映画に着手するのかどうかは怪しいところ。キャストには、北欧版「ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女」のノオミ・ラパスの名が挙がっているので、原作では描かれなかったドラキュラ伯爵と美女の大人の恋かなにかが描かれるのかもしれず、タイトルからしてその美女が主人公なのかもしれないが、さて。


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